先日、こちらのイベントに参加してきました。
【11/28開催】「北欧、暮らしの道具店」広告ビジネス戦略の裏側 | Peatix
今日は、このイベントに参加してみて印象に残ったことを少しだけ書き残しておきたいなと思います。
「どうやってコンテンツを読み手に届ければいいんですか?」
突然ですが「どうやって記事広告コンテンツを読み手に届ければいいんですか?」という質問。
この手のイベントで必ず来場者の方から挙がる質問だと思います。
僕も最近、以下のイベントで同じような質問を受けました。
参照:上手い素人であり、かつ読者目線からコンテンツを作り続けているひとが多くのファンを獲得できる。 | 隠居系男子
でももしかしたら、「コンテンツをどうやって届けるのか?」という問いの立て方自体が間違っているのかもしれない。
それよりも大切なことは、受け手となり得る人たちとの関係性づくりなのかなと。
「人は関係性のない人の話を聞かない。」
クラシコムの青木さんは「人は関係性がない人の話を聞かない。どうやってその関係性を作るのか?一度関係性ができれば色んな話ができるようになる。」と仰っていました。
「北欧、暮らしの道具店」は、一年半に一回ぐらいの頻度でその業態が変わっていっているそうです。
最初は海外から仕入れてきた中古のインテリアを販売。そこから既製品のセレクト→オリジナル商品の制作・販売→ジャム作り→洋服作りなどなどその業態を時勢に合わせてドンドンと変化させてきたようです。
そのときに何に軸足を置くか?
結局のところ、誰が売るか、誰が好きか、誰が選んでいるか、その一貫性に軸足を置くしかないと仰っていました。
我々が好きなものだったら、お客さんにもきっと喜んでもらえる。
だからこそ、その変遷を丁寧に説明するし、記事広告であろうと絶対に雑に扱わないと仰っていました。
受け手と作り手の間に、どれだけ関係性が構築されているか。
これは僕も心底同意です。
「どうやって届けるか?」よりも、この「誰」が大切で、その「関係性」をいかにつくるかの方が圧倒的に重要。
コンテンツのタイトルの付け方や、SEO対策などコンテンツの届け方には様々なノウハウがあるけれど、結局のところ最後は、受け手と作り手の間にどれだけ関係性が構築されているか、です。
参照:バイラルメディアに対する違和感の理由と、”親近感”というハイコンテクストの可能性。 | 隠居系男子
最後に
これは、フォロワー数が多ければいいという単純な話でもありません。
この「関係性」の指標で言えば、「灯台もと暮らし」の編集長である伊佐知美は、僕よりもまだフォロワー数は少ないかもしれませんが、もう完全に僕を越えています。
大切なことなので繰り返しますが、一番最初に注力するべきはこの関係性づくり。
そして、プロデューサーと呼ばれる人たちが最初に意識することは、「彼らが作りあげたコンテンツをどうやって届けるのか?」ということ以上に「彼らと受け手の間に、どうやって関係性をつくりあげるのか?」ということです。
そして、ジブリの鈴木敏夫さんはそれが鬼のように上手い人です。
関係性さえあれば、何か新しいことをやってみたいと思った時も、いくらでも応用が効くようになる。
たとえ、社会の変化や自分たちの気持ちの変化で注力する事業が変遷していったとしても、必ずまわりから応援してもらうことができます。
本当の意味で、僕らがこれから積み重ねていくべき資本は、この関係性なのかもしれません。
参照:若いうちに貯めておくのは「共感」であって「お金」ではない。 | 隠居系男子
いつもこのブログを読んでくださっている皆さんの参考になれば幸いです。