先日、2013年に書いた下記の記事がふたたび多くの方に読まれました。
参照:これからの時代は“雑誌的な働き方”が主流になる。 | 隠居系男子
この記事に書いたような働き方が少しずつ一般的になってきたなあと思いつつ、自分で書いた“雑誌的な働き方”という表現に若干の違和感を覚えました。
今は“ローカル的な働き方”という表現の方がしっくりくるなと思っています。
今日はそんなお話です。
ローカル的な働き方とは?
最近、ローカルで活躍する方々から直接お話を聞いている中で、その働き方に共通点があることに気が付きました。
どんな共通点かと言うと、お互いが同じ会社に所属して同僚や雇用関係のような関係性でつながっているわけでもないのに、お互いの仕事に常に興味関心を持ち合っているのです。
そのうえで定期的に交流する場を設けながら、常に声掛けをし合っている。
そこで出た話題をもとに、必要に応じて地域のお祭りごとやイベント、町内の課題解決を行うためにプロジェクト単位でコラボをしていく。
そして、それが終わればまたそれぞれの日常に戻っていきます。
先日の下川町のイベントで聞いたお話もまさにそんな感じでしたし、滋賀県長浜市に訪れた時に聞いたお話もまさにそうでした。
お客さんの時ほど作り手を喜ばせたい。ローカルにある、東京の未来。 | 隠居系男子
ローカル的な働き方の3つの共通点。
ポイントは3つ。
・お互いの仕事に興味関心を持ち合う。
・定期的に交流場を設けながら、常に声掛けをし合っている。
・必要に応じて、プロジェクト単位でコラボしていく。
いかがでしょう?まさにこれからの時代に主流になると言われている働き方に似ていると思いませんか。
ソーシャル隠居的な視点が大事。
じゃあ、どうやったらこの関係性をネットとリアルを組み合わせたソーシャル上の空間でも再現することができるのか?
これはまだまだ直感的な話なので、うまく説明することはできないのですが、それが“ソーシャル隠居的な視点”であると僕は思うのです。
たったひとりでも、いつもちゃんと気にかけて読んでくれている人がいる。
何かを発信する人にとって、これほど嬉しいことはありません。
僕自身の実体験から、本当にそう思います。
その関係性が地域で言う「気にかけてくれる人がいる」という状態だと思うのです。
最後に
逆説的ですが、それぞれが自立して、ちゃんと独立した関係性を保っているからこそ、気にかけてくれる人の存在がますます重要になってくる。
日本のローカルでは、そんな働き方がこれまで脈々と受け継がれてきました。
その良い部分をしっかりと継承しつつ、新しい視点もしっかりと取り入れていきたいなと思います。
引き続きこのブログでは新しい働き方について模索していきます。
少しでも皆さんの何かしらの参考になれば幸いです。