情報発信も分散型で同時多発的であること。

このブログでも何度か書いてきた「鳥取メディア研究部」。

参照:5ヶ月連続企画「鳥取メディア研究部 〜ぼくらが伝える、鳥取」が始まります。 | 隠居系男子

それを運営している団体「TomCat」さんのインタビュー記事が先日公開されていました。

このブログを読んでくれている方々にも、ぜひ読んでみて欲しい内容です。

今日は「情報発信も分散型で同時多発的であること」その重要性について少しだけ書いてみようと思います。

情報発信も、もう中央集権化させない。

今回の取り組みを通じて、特に大事だなあと実感したことは、「中央集権化させないこと」でした。

どうしても僕らは、何かを情報発信しようと思った時に大きなメディアやインフルエンサーにその権力を集中させようとしてしまいがち。

もちろん、今回の鳥取の情報発信力強化における構想段階のタイミングでも、「鳥取県のポータルサイトをつくって、そこに情報を集めて発信していこう!」という案はありました。

でもそれは、これからの時代にはよろしくない。

それよりも、上記のインタビュー記事に書いてあるように、各人が自立したうえで同時多発的に情報発信をしていったほうがいい。

なぜなら、その方が届くべき人のところにしっかりと網の目状に伝播していくから。

現代の人々が重要視しているのは、良くも悪くも大手メディアの情報ではなく、自分が信頼しているあの人からのシェアなんです。

インターネット時代には分散型のほうが伝播する。

何度も何度もこのブログで書いてきたように「その趣旨から考える」それが本当に大事だなと思い知らされました。

今回の場合は「情報発信をする時に、中央集権型じゃなければいけないのか?」ということ。

「分散型では成功しないの?いや、むしろ分散型の方がうまくいくんじゃない?」

こんな風に疑問を持つことができたのは、自身の経験もとても大きかったです。

会社を起こした今から3年前、会社(及びそのメディア)に情報発信力を集中させること、もしくは僕自信に影響力に集中させること、そんな選択肢もありました。

一般的にはこの方法のほうがセオリーであると言えるでしょう。

でもそれはもう時代遅れであり、絶対に違うと思ったのです。

まずは各メンバーが並列に存在していて、その信頼性を担保するために組織(メディア)がある、その状態の方が圧倒的に望ましいと。

だから、僕一人で10万人フォロワーを抱えたり、「灯台もと暮らし」の公式アカウントに10万人のフォロワーがいるよりも、僕と同じ発信力をもつ人間が内部に5人いた方が、インターネット時代には圧倒的に伝播していくはずだと考えました。

まだまだその力が及ばない点も多々ありますが、今となってはそちらのほうが正解であったと自信を持って言えるフェーズに入ってきたと実感しています。

最後に

繰り返しますが、情報発信力というのはドンドン分散させていったほうがいい。

思ってもみなかったような出来事がいたるところで巻き起こるように。

大事なことは、最初から設計しすぎないこと。各所で起こる偶発性を信じて、見守ることです。

決して自分の思い通りにはいかないとしても、そっちのほうがワクワクする未来が待っていると僕は思います。

少しでもみなさんの参考になれば幸いです。

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