昨年から、「灯台もと暮らし」で始まっている福島県昭和村特集。
その昭和村の中でも特に僕らが心を打たれてしまったのが「からむし」です。
土からうまれた糸を継ぐ【福島県昭和村】特集、はじめます。 | 灯台もと暮らし
その「からむし」をテーマにしたイベントを東京で開催することになりました。
今日はイベント告知と、僕がこのイベントに遊びに来ていただきたいと思っているその理由を少しだけ。
イベントの詳細について。
イベントの詳細については、下記のページをご覧ください。
【トークイベントを開催します】古いから美しいのではなく、美しいから古くいられる。昭和村の暮らしに生きる「からむし布」とは? https://t.co/0WuqsW8Wgw pic.twitter.com/FtREKkzrHD
— 灯台もと暮らし (@motokura_PR) 2018年7月5日
イベントの申込みはこちらから。
古いから美しいのではなく、美しいから古くいられる。昭和村の暮らしに生きる「からむし布」とは? | Peatix
伝統工芸が持つ余白とは何か?
さて、実はこのブログでも、過去に何度か「からむし」について書いたことがあります。
その土地に残っている方言が、なぜ未だに残っているのかを考える。 | 隠居系男子
いま学ぶ必要があるのは、コンテンツのクリエイティブさではなく、仕組みのほう。 | 隠居系男子
暮らしを犠牲にしないものづくりを応援したい。 | 隠居系男子
きっと、上記の3記事を読んでもらうだけでも理解してもらえると思うのですが、僕が「からむし」から学んだことは、本当に多岐にわたります。
ものづくりそのものだけでなく、その背景に広がる精神にふれて、そこから考えたことが山ほどあるのです。
本文中では「からむし」について触れていませんが、下記の記事を書いたきっかけも実際に昭和村を訪れたことがきっかけでした。
消費者は必ず「購入」して「所有」しなければならないのか? | 隠居系男子
僕は、この考える余白こそが伝統工芸の素晴らしさだなと思うのです。
そのものに触れることで、もの自体だけではなく、自分の「暮らし」や「生き方」まで深く考えさせてくれる、そのきっかけを与えてくれる。
まさに灯台もと暮らしのテーマである「これからの暮らしを考える。より幸せで納得感のある生き方を」にぴったりなのです。
最後に
確かに、スマートフォンやブロックチェーン技術のように、そこに最先端技術が使われているわけではありません。
同じ布でも、東京コレクションのような華やかさもありません。
でも、だからこそ僕は、このブログの読者さんにもぜひ来てもらいたいと思っています。
この余白に触れて、自分の力で考えてもらうために。
「布」や「伝統工芸」に普段から興味がなくとも、このブログの読者さんであれば、間違いなく何かしら感じてもらえることがあるはずです。
今回は、この昭和村特集をインターン時代から担当してくれている小山内がイベントも全て企画してくれています。
8/5都内で、「布」と「暮らし」のイベントを開催します!
「からむし」という土から糸になる植物と「からむし布のある暮らし」を、テキスタルデザイナーの須藤玲子さん、哲学者の鞍田崇先生、からむしの生産地・昭和村で土から糸をつくる織姫さんの視点からお届けしますhttps://t.co/QR6JpsIsO0
— ミキオサナイ (@mk__1008) 2018年7月5日
彼女の急激な成長も、きっとこのからむしに触れたからなんだろうなあと。
とても気合いが入っている様子なので、ぜひ彼女の成長を見届けるという意味でも遊びにきていただけると嬉しいです。
当日会場でみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。
古いから美しいのではなく、美しいから古くいられる。昭和村の暮らしに生きる「からむし布」とは? | Peatix