どうも鳥井(@hirofumi21)です。
1月2日から、江戸東京博物館で行われている『大浮世絵展』
このイベントは絶対に観に行きたい!目の前の予定にとらわれて、結局行かなくなるということを防ぐため、もうブログで宣言してしまいます!
それもこれも、「浮世絵ってもしかしたら日本のバイラルメディアの元祖かもしれないな」と思ったから。
今日は大浮世絵展を紹介しつつ、浮世絵について少し書いてみようと思います!
大浮世絵展とは
本展は、「国際浮世絵学会」の創立50周年を記念して、浮世絵の名品を日本国内および世界各地から一堂に集めるものです。誰もが一度は目にしたことのある代表的な作品約440点により、浮世絵の全史をご覧いただきます。まさに浮世絵の“教科書”、“国際選抜”となる展覧会です。
引用元:見どころ | 大浮世絵展
詳しくは公式HPを見て頂きたいのですが、有名でかつ状態の良い浮世絵が一挙に集まる、かつてないイベントのようです。
僕は浮世絵に関しては超ド素人ですが、こんな僕でもきっと楽しめるだろうなと!
大浮世絵展を見に行こうと思ったキッカケ
前々から、渋谷の井の頭線ホームにデカデカと広告があったので、このイベントが開催されているということは知っていました。
「なんか面白そうなものがやっているから、時間あったら行ってみようかな!」ぐらいに思っていたんです。
しかし!絶対に見に行こうと決心したのは、以前ご紹介した『荻上チキ・Session-22』の以下の回を聴いたから。
2014年01月09日(木)橋本麻里「浮世絵の魅力」Session袋とじ – 荻上チキ・Session-22
興味がある方は、最初から最後まで全て聴いて欲しいのですが、この中で特に興味深かったのは、「当初、浮世絵は芸術ではなかった」ということです。
浮世絵は当時のメディアだった。
じゃあ浮世絵とは何だったのかといえば、それは「浮き世をあらわしたもの」。
それはつまり、雑誌やニュースメディアなどに非常に近いものだったと。
美人図であれば、吉原の花魁ファッションや流行の髪型を特集しているようなものであって、相撲絵だったら、当時の江戸のモテ男を描いたブロマイドのようなものだったと。
東海道五十三次のような風景画は、江戸の人々がなかなかいけない旅先の名所を描いて紹介しており、名所のおみやげ情報やお茶屋さん、グルメ情報だったりが載っていたらしいです。
まさに「大江戸ウォーカー」的な存在で、当時の情報誌やゴシップ誌のようなものが浮世絵だったのでしょう。
バイラルメディアの元祖が浮世絵!?
今バイラルメディアが流行っていて、その界隈ではとても注目されていますが、もしかしたら日本初のバイラルメディアが浮世絵だったのかもしれません。
「波がヤバい!」とか、「ネコ可愛いすぎる!!」とか「力士の体スゲェ!!」とか、「天使みたいな吉原の遊女!!」とか、そうゆう話だったってことですからね。
世界でも広く評価されている浮世絵なので、この元祖日本のバイラルメディアをみれば、訪日メディアを作る上でもヒントが得られるような気がしています。
最後に
公開されている作品が日にちによって違うらしいので、行く際は自分が見たい作品が展覧させれているかどうか、チェックしてから行った方がよさそうです。
ちなみに、雑誌『Pen』で浮世絵の特集が組まれているらしいので、これで予習してからいくともっと楽しめるかもしれません。Kindle版もでていますよ!
ぜひ、興味がある方は行ってみてください!
それでは今日はこのへんで。
ではではー!
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