千利休が現代を生きる上であまりにも参考になるので、誰にも教えたくない。

利休にたずねよ (PHP文芸文庫)

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、オーディオブック版の『利休にたずねよ』を聴きました。そしたら一気にハマってしまって、映画版の『利休にたずねよ』も観に行ってしまいました。

この千利休という人、歴史の授業で習った人物とは全く正反対の人物で、今を生きる上でヒントになるような逸話が多すぎます。

この気付き、本当は誰にも教えたくないのですが、これは備忘録としてぜひとも書き残しておきたい!あの日、千利休の凄さに気付いたということを…。

ということで今回は、あいだをとって箇条書きだけでブログを書いてみようと思います!

今日までの経緯

オーディオブック版『利休にたずねよ』を半分聞いた。

映画版『利休にたずねよ』を観た。

一度映像で見ると、オーディオブック版『利休にたずねよ』が驚くほど、聴きやすくなった。

NHKオンデマンドで『BS歴史館 千利休 天下統一の陰で』を観た。

千利休

下克上は権力争いではない。パラダイムの転換である。

千利休は下克上そのもの。

千利休はものすごく合理的な人間。もとは堺の商人。

当時「茶の湯」はとても流行していたもの。

茶道は簡単だった。簡単だから流行った。即物的なところがある。(極めると嗜むは異なる。)

禅も同様。教養がいらない。座ればいい。それだけで形になる。だから流行った。

茶道は手垢のついていない新しい文化。今までの人達が使っていない新しい文化。

それを使おうとしたのが下克上の世界。まさに現代のサブカル的な発展。

だから「茶の湯」は天下統一の手段になった。

千利休が起こしたのは文の下克上だった。

茶道具もそう。それまで主流だった華やかな唐物ではなく、わびさびを中心にしたもの。

何気ない普段の暮らし、そこに美学を見出す。「美しさは、私が決める。」

一畳半の茶室。茶を飲みながら、互いの腹の中をさぐれる。回し飲みも千利休が考えた。

世俗を全部遮断したわずかな空間の面白さ。密室・くらさ・茶のカフェインによる高揚感。

緊張の無礼講。その緊張こそが大切。

茶の湯の政治化。

本来、茶の湯は個人が楽しむもの。600年の茶の湯の歴史の中で茶の湯が政治化したのは、この70年間だけ。

わびさび・黄金の茶室・北野大茶会。

わびさびと言うのは、隣に黄金の茶室があるから成立する。

豪華絢爛に対するわびさびの世界。

北野大茶会。サプライズの茶会。開催の告知も特徴的。ニコニコ超会議はまさにこれ。

千利休の切腹で下克上が終わった。

下克上で天下統一を達成したら、下克上で出てきた人間は危険人物となる。

最終的な下克上の禁令が「利休切腹」だった。

思い切ってスパッと命を断った利休もまた戦国人である。

利休自身の命と、利休がずっと創ってきた茶の湯と言うのは別物。

ここで謝ってしまえばお茶が死んでしまう。だったら自分が死んだほうがいい。茶の湯を後世に残す。

利休が死を持って贖ったものが、一番良くわかったのも秀吉。だからこそ、千家の再興を許す。

最後に

以上、ほんの一部ではありますが、今回色々と気になった部分を挙げてみました。

これでもまだ、千利休という人物を一ミリも理解できていないと思います。

いやー面白い。これだから好奇心というのは面白い。

エンタメ色の強い小説から入って本当に良かったと思います。でなければ、ここまで利休について興味を持てなかったと思います。

オーディオブック版の『利休にたずねよ』本当にオススメです。今、大河ドラマで注目されている黒田官兵衛も出てきて、茶の湯嫌いの彼をもてなしたところなども描かれており面白いです。

もちろん、映画版から先でも構いません。

ぜひ利休の世界に触れてみてください。

今を生きる上でのヒントが満載ですよ。

それでは今日はこのへんで!

ではではー。

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