自分がゲストとして参加させてもらうイベントで、懇親会時によく聞かれる質問がありまして。
それが「どうしてそんなふうに臨機応変に喋れるんですか?イベントで話す前に、どんな準備をしているんですか?」という質問です。
もしかしたら、僕が実践していることでも、誰かのお役に立てるのかもしれないなと思ったので、今日はこのブログに少しだけその要点を書き残しておきたいと思います。
1.瞬時に頭に浮かんだ模範解答は、あえて答えない。
まず一番大切にしていることは、これです。
イベントでは、もらった質問に対して一番最初に浮かんでくる模範解答をあえて答えないようにしています。頭に何かが浮かんだ瞬間に「でもそれってホント…?」って自分の中でもう一度考えてみて、そこから生まれてくる考え方のほうを積極的に話すようにしている。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年5月23日
2.自分の中で既に考えたことがある内容だけをお話する。
でもそうなると、明らかに考える時間が足りないんです…。
だから僕の場合、その場で新しい論理を組み立てて発言していることって、ほぼありません。
ないというか、できないというのが正直なところ…。そこまで頭の回転は早くない。
だから、もう既に自分の頭の中で考えてみたことがあることだけをお話するように心がけています。
具体的にどうするのかと言えば、飛んできた質問に対して、インスタントな模範解答が浮かんだ瞬間、その模範解答の中に含まれているキーワードを頭の中で検索をかけて、過去のブログ記事を引っ張り出してくる。
あとは、その記事に書いてあることをもとに、その場の話の流れに合わせながら再生しているだけなんです。
だから毎日このブログ読んでくれているひとは、僕のすべての発言に対して「あっ、その話ね!」って思ってもらえるはず。
事前に質問をいただいている場合も、こんな感じで準備しています。
【メモ公開】青森県上北地域でこれからの「移住」についてお話してきました。 | 隠居系男子
【メモ公開】僕にとってこれからの「学び」とは? | 隠居系男子
リンク先を見ていただければわかると思うのですが、いただいた質問に対して、その質問に対応したブログ記事のリンクを引っ張ってきているだけなんです。
3.わからないことは「わかりません」と正直にお伝えする。
あとは、わからないことは「わかりません」って正直に伝えることも、同じぐらい大切にしています。
考えたことがない質問に対して、相手の(会場の)期待に応えようとして、無理に即席の回答を話そうとしない。
「何を話さないか」は「何を話すか」と同じぐらい強く意識しているところでもあります。
最近のイベントだと、「社会人になってから、どうやって友達をつくればいいんですか?」というような質問を受けた時に「僕も友達づくりは苦手なので、わかりません。」って正直に答えました。
そしてそのあとに、友達づくりではなく、人間関係一般において自分が大切にしていることであると前置きした上で、以下の記事の内容をお伝えしました。
倫理観と誠実さを持ち合わせ、人柄が良くセンスあるヤツが勝つ時代。 | 隠居系男子
最後に
以上、僕がイベントやインタビューでお話する時に大切にしている3つのことです。
どこまで参考になるかはわからないですが、いつもみなさんから聞かれることなので、今日のブログに書き残しておきました。
このブログを読んでくださっている方々にとって、何かしらの参考になれば幸いです。