これからの装いについて。インラインの商品を自分らしく着こなせる人々。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

一般的に、買い物に行って欲しくなってしまうのは、別注のもの、限定のもの、今ここでしか買えないものですよね。

ただ、他人の装いを見ていて素敵だなぁと思うのは、インラインの商品を自分らしく着こなしている姿だよなぁと最近よく思います。

ポイントで使っているのであれば良いのですが、全身別注や限定モノだらけの人をみると「うーん…」と思ってしまう。服に着られてしまっているというか、この人は服が好きというよりも、どちらかと言えば服オタクなんだろうなぁと。

じゃあインラインのものを、どうやったら自分らしく着こなすことができるのでしょうか。

その他大勢に埋没することなく、自分らしく着こなせているなぁと感じる人は一体なにが違うのでしょう?

「ファッションは終わった。」は本当か?

近頃ははよく、ファッションはもう終わったと言う人が増えてきましたよね。

人の印象を決めるのは全て、ウェブ上のSNSなどに代替されて、ファッションで自己表現をしたところで何の意味もないと。「ノームコア」のような言葉が必要以上に一人歩きしてしまっているのも、そういった文脈からなのでしょう。

ただ、僕はそうじゃないと思っています。むしろ、ウェブ上で各人が自分の考えを表現していく時代になったからこそ、その思想哲学の体現の一つの手段として装いというのは、これから機能していくのではないかなと。

最近お会いしたお二人の書き手。

そう思ったのは、最近お会いした松浦弥太郎さん、ヒビノケイコさんの装いがとても素敵だったから。

特に靴選び。おふたりともインラインのものを選んでいました。松浦さんはスタンスミス、ヒビノケイコさんはコンバースのオールスターだったと思います。直接ご本人に確認したわけじゃないので、はっきりとはわからいないのですが、きっと比較的どこでも手に入るモデルです。

でも、その他大勢に埋没してしまうことなく、この人らしいなぁと思わせてくれる着こなしでした。

その理由は、おふたりとも書き手として、しっかりと自分の思想哲学をもった表現を普段からウェブ上でもしている方だからだと思います。

だからこそ、リアルでお会いした時にも「あー、やっぱりこういったモノ選びをしていて、こういう合わせをするわけか。センスがあって素敵だなぁ。」と思わされるわけです。

これからの“装い”とは。

確かに、今までとは違って、人と人が出会った時の初対面の印象を決めるものとして、もうファッションというのは機能しなくなったのかもしれません。それはSNSを始め、ネット上の個人の情報発信に代替されていくことになるのでしょう。

しかし「やっぱりこの人は、こういう物選びをするのか」や「だからこの人は、これを選んでいるのか」っていう補強材料や納得材料には十分になり得るとは思うのです。

これからの“装い”っていうのは、そういった社会的な機能を持つようになるのではないでしょうか。

なんとなくそんなことを考える今日このごろです。

それでは今日はこの辺で。

ではではー!

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