どうも鳥井(@hirofumi21)です。
先週、島根県の海士町(あまちょう)に取材に行ってきました。
海士町は、島根県の隠岐諸島の中のひとつで人口2,400人ほどの島にも関わらず、今もIターン希望者が後を絶たない場所です。
参照:Iターンのきっかけにも!島根県海士町「島旅企画会議・AMAカフェ@東京」に参加してきました | 灯台もと暮らし
徳島県神山町と並んで、いま日本で注目されている地域のひとつ。
その島根県海士町でいま何が起きているのか、自分たちの目で見てみたかったので実際に取材に行ってきました。
“離島”だからこそ。
海士町も、日本の過疎地域がよく抱える問題を抱えています。
しかし、これまで行ってきた過疎地域とはまた全く異なる価値観も垣間見ることができました。住民の方々の考えも、これまでに訪れた地方にはない特徴的なものが多かったです。
特に一番印象的だったのは、島の中で循環させようとしていること。
なぜ、この島の人々はそのような考えに至ったのか。
理由を色々と考えてみたのですが、やっぱり答えは単純で「島だから」だと思います。離島であるという地理的な要因がとても大きく作用しているのだと思います。
本土から、フェリーで約3時間ほどかけて向かう島。海が荒れればその島からでることさえ許されない“離島”だからこそ、一般的な過疎地域とは違う感覚が生まれてくるのでしょう。
日本の過疎地域がそのまま真似できるものではないけれど…
海士町の素晴らしさや、海士町の中で成功している事例というのは、必ずしも日本の過疎地域が真似できるものとは限りません。
まったく同じように取り入れることは不可能でしょう。でも、この取り組みを参考にして「だったら自分たちの場合はこんなことができるかも!?」と考える事はできるはず。そんなヒントが島中にゴロゴロと転がっているように感じました。
また、「日本の中の海士町という離島」という位置関係は、見方を変えれば「世界の中の日本という島国」であるという関係性にも類似しています。
海士町に生きる人々が何を想い、何に幸福感を感じているのか。何に危機感を感じて、何に不満に思っているのか。そしてこの先どこに向かおうとしているのか。
ここにこれからの日本の過疎地域が生き残るため、グローバル競争の中で日本が生き残るためのヒントがあるような気がしました。
最後に
マスメディアから発信されるその土地の印象を真に受けて、そればかりを信頼してしまうと本当のその町の姿というのは見えてきません。
「すごい!新しい!画期的!」と礼賛されている地方には、それと同じくらい苦悩や葛藤も存在します。前回の「徳島県神山町特集」と同じように、今回もそんな声も含め取材してくることができました。
3月下旬から4月上旬にかけて「灯台もと暮らし」で公開予定です。
魅力的な地方にIターンしたいと思っているような若者、特に「地域おこし協力隊」などに応募したいと思っている若者にはぜひ読んで欲しい記事になると思います。ぜひご期待ください。
それでは今日はこのへんで!
ではではー!