どうも鳥井(@hirofumi21)です。
昨夜、WWDCが行われました。詳しい内容は専門ライターさんや専門ブロガーさんたちにお任せして、今回の発表内容を読んでみて個人的に思ったことについて少しだけ書いておきたいと思います。
発表内容は、以下のブログにとてもわかりやすくまとまっているので、ぜひこちらを御覧ください。
iPhone・Macの情報発信ブログ “NUMBER333”
おまえは今までスキャンした本の冊数をおぼえているのか?
GGSOKU – ガジェット速報
Macが、iPhoneの補完になった。
まず、今回のWWDCを通して一番強く感じたのは、「MacがiPhoneの補完になった」ということです。今まではMacがメイン(母艦)だったのに、とうとうiPhoneが中心になりました。
前回のOSアップデート時からこの流れは顕著でしたが、今回更にそれが明確になったと思います。
メールや写真、その他諸々の純正アプリや純正サービスがiOSにかなり寄せてきて、iPhoneとMacを本当にシームレスで使えるように進化しています。
「iPhoneユーザーがMacを使う場合に、どうあるのがベストなのか?」そこを主軸において今回のアップデートがなされた印象です。
日本では、iPhone4sの時からiPhoneが普及しているので「何を今更…」という感覚がありますが、他の国ではまだまだ普及段階。それは今までも書いてきた通りです。
参照:廉価版iPhoneは必要ない!appleの本当の狙いはiOS7で新興国市場拡大を図ること! | 隠居系男子
世界的にみればMacを買えないけれど、iPhoneは頑張って買えた!という人々が大多数なわけです。もちろん、中国もそう。
その流れがやっと当たり前になってきた中で、そんな世界中の若者達に向けて、「さらに拡張的に使いたい場合には、やっぱりMacだよ!」っていうことを改めて提示したんだと思います。
絶対にAppleじゃなきゃダメ。でも、一瞬でAppleから乗り換えられるようにもなった。
次に思ったことが、一見矛盾しているようなことですが「絶対にAppleじゃなきゃダメ。でも一瞬でAppleから乗り換えられるようになった」ということです。
今回のアップデートで、純正アプリや純正サービスが非常に機能的にも充実しており、これで満足できるだろうなと思えるぐらい色々な機能がレベルアップしています。
確かにこれによって、MacとiOSがより緊密に連携しあって、更にAppleの抱え込みが始まったように思えます。
しかし、逆にいうとAppleから一瞬で乗り換える事もできるようになったなと。
そもそも、今までAppleから乗り換えたくなかった理由というのは、MacやiPhoneの中に様々な有料アプリを買い込んで来て、MacとiPhoneをシームレスに繋げるために個人的にカスタマイズしている部分が沢山あって、それを捨ててしまうのが非常にもったいなかったからです。
でも今回の発表を見る限り、今までユーザーが自分で行ってきたそんなカスタマイズは、全て純正アプリで賄えるぐらい進歩してきているように思えます。
つまり、全て純正で揃えられるからこそ、Appleを手放すのが全く苦じゃない。
AndroidやWindowsに移行して、嫌だったらまたすぐに戻ってきて「いつもと同じApple環境」がすぐ手に入るようになってしまったわけです。
ブラウザ上で使えるウェブサービスや、Android・iOS共有のアプリが増えてきている中で、その辺りの乗り換えるコストもほとんど意識する必要がなく、「あ、だったら他を試してみるのもありかも!?」って思わせられます。
最後に
世界中のより多くのユーザーに使いやすい環境を用意することで、逆にユーザーの乗り換えに対する心理的ハードルも下げてしまったんだろうなーというのが今日書きたかったことです。
AppleIDをApple端末に打ち込めば、いつでもすぐに「いつものApple環境」が完成する。だからこそ、気軽な乗り換えが可能になる。
今回のWWDCをみて、そんなことを思いました。
まぁ、といいつつ結局面倒くさくなって乗り換えないんでしょうけどね。所詮そんな戯言レベルです。笑
それでは今日はこのへんで。
ではではー。