これからの報告の在り方を考える。

先日、SUSONOで松浦弥太郎さんの公開インタビューイベントが行われました。

今回のテーマは「働く」を考える。

「松浦さんが働き方で今大切にしていること」という話題の中で、とても印象に残ったお話がありまして。

松浦さんは最近、「報告」を意識しているそうなんです。

相手に不安な気持ちにさせない、新しい報告の仕方。いわゆる従来の報連相(ほうれんそう)ではない、これからの新しい報告の仕方を発明しなきゃいけない。常にもっといい方法があるだろうなと疑って、見つけていく。いま僕は新しい報告の仕方を発明をしようと思っている。

というようなお話だったと記憶しています。(※僕の意訳です。)

「上司は部下に対して『自分が今何を考えているのか』を伝えることが大切。」

話は少し逸れてしまいますが、以前、鈴木敏夫さんが30代の中間管理職の方からマネジメントのお悩み質問を受けていて、その時の答えが「自分がいま何を考えているのかを伝えることが、何よりも大切」というお話をしていました。

上司が何を考えているのかさえわかれば、部下はそれに従うこともできるし、自分の考えを表明することもできる。

だからこそ、自分がいま何を考えているのか、それを部下に伝えることが大切だ、みたいなことをお話されていたんです。

これを聴いたときにも、同じくハッとしました。

そしてこれは、上司と部下の関係に限らない話だなと。

一緒に仕事をする者同士で、お互いに何を考えているかを伝えることは、とても大切なことだと思います。

それだけで相手の不安な気持ちって安らぎますから。

そして、まさにこれって報告の在り方そのものだよなあとも思ったんです。

例えば、ブログを書くことだって立派な報告の在り方のひとつだと思います。

現に僕はそのつもりで平日毎日ブログを書いていますし、Waseiメンバーのnoteが更新されると必ず読んでいて、「彼らがいま何を考えているのか?」をつぶさに観察するようにしています。

「仕事仲間」の定義だってドンドン変わってきている。

さらにそこから一歩進んで思うのは、仕事仲間の定義だって今ドンドン変わってきているよなあということ。

これまでは、社内の限られたメンバーとしか一緒に仕事をしなかったかもしれませんが、今みたいにプロジェクトごとにチームを組んで進めていく働き方が一般的になってくれば、その報告の在り方だって変わって来るのは当然です。

現状は確かに、会社のメンバーに対してだけ報告義務を負っているかもしれませんが、自分が報告したいと思えるのは、会社のメンバーに限らないはず。

僕の場合であれば、Wasei SalonのメンバーやSUSONOのメンバーのみなさんも含まれます。

そうやって、今後一緒に仕事をする可能性がある人たちには自ら進んで報告することも大切なんだろうなあと。

最後に

いわゆるインフルエンサーと呼ばれるひとたちも、みなさん一様に報告上手な印象を受けます。

ファンの方々に対しても、仕事仲間に対しても、とっても楽しそうに報告をしているからこそ、多くのひとたちから愛されるんだろうなあと。

「報連相が大事!」と言われると、なんだか古臭くて、途端につまらなくて退屈なことのように思えてきますが、「これからの報告の在り方ってなんだろう?」と言われると、一気にみずみずしい問いに思えてくるから、不思議です。

いつもこのブログを読んでくださっている方々にも、今日のお話が何かしらの参考になれば幸いです。

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