僕は仕事柄、新しく訪れた町を地元の方に案内してもらう機会が多いのですが、大きく分けて3タイプあることに気が付きました。
それが、テレビ的、雑誌的、ネット的。の3つです。
今日はそんな自分の中の気づきをこのブログにも少しだけ書き残しておこうかなと。
3タイプのそれぞれの特徴。
まず、テレビ的な町案内。
いわゆる旅番組でよく観るような形式で、町の情報を与えてくれます。
その町の史実から入るのが特徴です。町の成り立ちの歴史や、町の産業、町の特産品などにとっても詳しいタイプ。
40代後半以上の方に多い印象です。
次に、雑誌的な町案内。
いわゆる「BRUTUS」のような雑誌に代表されるような形式で、カルチャー情報を軸にその町の情報を与えてくれます。
町の中のイケてるお店や、イケてるひとから入るのが特徴です。
その土地に暮らす人々の興味関心の移り変わりに詳しくて、流行りものから老舗まで、ジャンルも多岐にわたって知識豊富なタイプ。
30代の方に多い印象です。
最後は、ネット的な町案内。
ブログやSNSのような形式で、ひとつのジャンルにめちゃくちゃ詳しい情報を与えてくれます。
とにかく一点突破で紹介してくれるのが特徴です。
カフェならカフェ、パン屋さんならパン屋さんと、ひとつのジャンルについて圧倒的に知識が豊富なタイプ。
一方で、その町の歴史や、その土地に暮らす人々の興味関心の移り変わりには興味がないことも多い。
20代の方に多い印象です。
優劣ではない。相手がどのタイプなのかを見極めること。
もちろんここで伝えたいことは「この3つのどのタイプがいいのか?」という優劣の話ではありません。
きっと世代ごとの触れてきたメディアの影響が大きいのだと思います。
大切なのは、この違いがあることを理解したうえで、相手がどのタイプなのかを見定めること。
町案内される側としては、案内していただいている方がどのタイプかを見極めてから、質問を掘り下げていくと、めちゃくちゃ楽しくなります。
町案内する側も、旅で訪れたひとがどのタイプの情報をおもしろがるタイプなのかを見定めると、相手がとてもおもしろがってくれます。
最後に
観光ガイドに頼るのではなく、その土地に暮らす「ひと」を訪ねて、旅をするようなスタイルがとても増えてきました。
きっと、いつもこのブログを読んでくださっている方々にも、そうやって旅をすることが好きだという方も多いのではないでしょうか。
今日のお話が、新しい町を訪れるとき、または自分の町を訪れてくれた旅人を案内するときに参考になったら幸いです。