どうも鳥井(@hirofumi21)です。
昨日のチェコさんのブログで「ポケモンGO」のレベルをさらされてしまったので、今日はなんで「ポケモンGO」をやっているのかについて少し書いてみようと思います。
すみません、レベル21です。そろそろ22になります。 RT @aniram_czech: はてなブログに投稿しました わたしは高城剛になれない/ツイキャス後記 – チェコ好きの日記https://t.co/IbxXRPw70f pic.twitter.com/0VQaXqB7Gj
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016年8月3日
仕事だと思って、楽しんでいる。
移動することが多く散歩も大好きなので、歩いているときはいつも楽しませてもらっています。
ただ、僕はもうこれを仕事だと思って割りきっている節もありまして。
もう散々語り尽くされていますが、これからの地域において、これほど若い人を呼びこむ上で可能性があるモノってないと思います。
地域取材も行う「灯台もと暮らし」というウェブメディアを運営するにあたって、この文脈を知らないと絶対に命取りだと思い、その設計や仕組みを理解しようと必死になっているわけです。
地域に若者を呼ぶためのキラーコンテンツになり得る。
そもそも、地域の人達が僕らに求めていることは「移住でも観光でもいいから、若い人たちにもっと自分たちの地域に来て欲しい。そのために何か知恵を貸して欲しい。」ということです。
「おじいちゃんを自分の地域に呼びたい」っていうところは、はなから僕たちに話を持ち込んできません。
(「おじいちゃんを移住させたい地域なんてあるのかよ!」って思う人もいるかもしれないですが、結構たくさんあるんですよ。ここでは詳しく語らないので、気になる方は検索してみてください。)
だから、若者を呼ぶ上でキラーコンテンツになりうる可能性があるモノは、全力で触っておかなければいけないわけです。
「ポケモンGO」は、ご年配の方々には理解できない領域。
また、地域系のビジネス領域で幅を利かせている中年〜ご年配の方々は、今回のこの「ポケモンGO」ブームに拒否反応を示している方々がやはり多いです。
「地域」や「暮らし」、「里山」などというテーマを主戦場にしているだけあって、ウェブ上の仮想空間ではなく、現実を直視しろ!そしてそれを楽しめ!という発想の方が多いんです。
実際、Twitterやビジネス系ウェブメディアの記事を読んでみても、やっぱり否定から入っている人を多く見掛けました。
そんな中でも、先見性があるなと思ったのは、鳥取県の平井知事。
鳥取県の平井知事、さすがだなあ。この前鳥取県庁を訪れた時に少しお話聞かせてもらったけど、とても理解のある方だと思った。:夏休みは鳥取砂丘でポケモンGO 「ゲーム解放区」宣言 | NHKニュース https://t.co/ZCuyQHXPc6
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016年7月26日
多くの重鎮たちが拒否反応を示したにも関わらず、すぐにこの判断に至ったのはさすがの一言です。
こんな状況だからこそ、僕らのような若いベンチャーにはチャンス到来だなと。
そもそもベンチャーなんて隙間産業です。自分たちのポジションの取り方ひとつで、会社の状況も大きく変わってくる。
今回の「ポケモンGO」という踏み絵は、僕らにとってものすごく好都合であり、追い風となってくれるだろうと思っています。
VRや位置情報機能を使ったスマホアプリが増えるのは、間違いない。
ここまで読んで、「そうは言っても、既にみんな飽き始めていて、ブーム自体がもう下火になっているじゃないか!」と反論したくなった人もいるかもしれません。
僕自身、今後何のアップデートもこなければ、間違いなくお盆頃には飽きてやめていると思うので、当然の反論です。
でも極端な話、「ポケモンGO」じゃなくてもいいんですよ。
今後間違いなく多発するであろう、ARや位置情報機能を使ったスマホアプリでも構わない。
ただ、もし今回「ポケモンGO」を否定してしまったら、今後また必ず出てくるであろう、VRや位置情報機能を使ったスマホアプリも否定してしまうことになる。
「ポケモンGO」を否定していたいのに、途中から入ってくるのはすごくダサいですからね。というか、歳を重ねれば重ねるほど、変なプライドが邪魔して絶対に入ってこれないと思います。
最後に
色々と書いてきましたが、今回「ポケモンGO」を楽しんでいる大きな原因は、やっぱりハマれたからだと思います。
もし自分自身がハマれなかったら、どれだけビジネスに繋がると思ってもやっていなかった。
ソシャゲは全くやったことがありませんが、「ポケモンGO」はソシャゲとは全く仕組みが違います。課金システム自体も、ものすごく健全です。
金儲けの為に作ったゲームではなく、そこにしっかりと哲学があるということがすぐにわかる。
このあたりの見分け方は、小さいころにビックリするぐらいTVゲームをやりこんでおいてよかったなと思います。
ここで僕がその哲学について四の五の言うよりも、ナイアンティックのCEOであるジョン・ハンケさんの口から「その哲学とは何なのか」を語ってもらったほうが早いと思うので、その音声を聴けるポッドキャストだけ置いておきます。
ご興味のある方はぜひ聴いてみてください。
Google Earthの生みの親でもあり、ナイアンティックCEOのジョン・ハンケさんがゲストで登場したこの回、今だからこそぜひ聴いてみて欲しい。:「人工知能と仮想現実 vol.1」ゲスト:ジョン・ハンケ丨鈴木敏夫のジブリ汗まみれ https://t.co/Rgr4w27sso
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016年7月19日
なにはともあれ、地域へ若い人を呼び込もうというビジネスをしている人は、全員触っておくべきだと思いますよ。
はんかくさい、なんて言っている場合じゃないです。
参照:20代で果敢にチャレンジするために「青くさいこと・泥くさいこと・はんかくさいこと」を大事にしたい。 | 隠居系男子
それでは今日はこの辺で。
ではではー。