最近よく考えていることがありまして。
それが、地域コミュニティにおいて適切な生態系とは何か?ということについてです。
今日はそんなお話を少しだけ。
振り切ったコンセプトを掲げることで生まれるデメリット。
「地域は、これから自分たちがどうしていきたいのか?そのコンセプトを明確に掲げた方がいい。」
最近、地域起こしの文脈でよく語られるお話です。
僕も以前、似たような話をブログに書いたことがありました。
参照:いま日本の地域に必要なのは、手札の提示じゃなくて、“手札の切り方”の提示です。 | 隠居系男子
ただし、コレにはデメリットもありました。
地域が振り切ったコンセプトを掲げてしまうと、選ばれた人間しか住めない・移住することができない(と思わせる)状況になってしまい、それは選民思想にもつながってしまいます。
初期は勢いでなんとかうまくいっても、必ずどこかのタイミングでハレーションが起きてきてしまう…。
地域コミュニティと企業の違い。
一方で、企業の場合は振り切ったコンセプトを掲げたほうがうまくいく場合が多いです。
極端な話、経営者が振り切ったコンセプトを掲げて、自分の好きな人を集めておけば、なんとかなる。(少なくとも現代においては。)
でも、地域コミュニティの場合はやっぱりそうじゃないんですよね。
地域コミュニティには、地域コミュニティに適切な生態系(ビオトープ)をつくり出す必要があるんだと思います。
良い人もいれば、悪い人もいて、みんなちゃんと暮らしている。それが地域コミュニティの本来あるべき姿なのだと思います。
最後に
では、これからの時代に適した地域の生態系(ビオトープ)とは何なのか?
最近話題の「関係人口」など、流動的な人々との交流も含めて、これからの在るべき姿が何なのか?様々な地域の事例を見ながら探っていきたいなと思います。
また自分の中で仮説が生まれてきたら、このブログにも書いてみたいと思います。
[追伸]
なぜか直感的にこの記事に書いた「腸内フローラ」の話が参考になると思っています。
参照:あたたかさと冷たさと、何気ない日常。 | 隠居系男子