世の中に作り手が増えたことによって生まれる「共感」と「熱狂」。

先日、今話題の映画『カメラを止めるな!』を観に行ってきました。

今この映画がこれだけ話題になっている要因は、本当に様々あると思います。

そんな中、僕がこの映画を観て一番最初に感じたことは「あー、世の中に作り手のひとが増えたんだなあ」ということでした。

今日はこの映画を観た感想を少しだけ書き残しておきたいと思います。(※特にネタバレはないはず)

『カメラを止めるな!』ってどんな映画?

『カメラを止めるな!』がどんな映画なのかは、Wasei Salonのメンバーでもある佐田さんや堀口さんが、ご自身のブログでとってもわかりやすくまとめてくれているので、ぜひこちらをご覧ください。

ある意味大人の青春爽快ストーリー?ぼくらは生きてるかぎり、青春できる|映画「カメラを止めるな!」感想 – TOKIORI

必ず二度観たくなる映画「カメラを止めるな!」ネタバレなし感想・レビュー考察 – monograph

国民総クリエイター時代に馴染む作品。

さて、世が世なら、この映画ってこれほどまで流行っていなかったと思うんです。

近年、SNSの普及によって国民総クリエイター時代となり、みんな何かしらの形で情報発信している。

テキストだったり、写真だったり、動画だったり、その形は様々だとは思うのですが、皆何かしらのかたちで生産活動を行っています。

だからこそ、こんなふうに作り手の裏側を描いたドタバタコメディに対して、どこか自分なりの共感ポイントを見出して、熱狂しているんだろうなあと。

同時期に公開されている『未来のミライ』と比較して思うこと。

先日、同時期に公開されている『未来のミライ』も観に行きました。

こちらは、父・母・息子・娘という家族4人を中心とした物語です。

どちらかと言えば消費的で、少なくとも何かを“生産”している映画ではありません。

これまでの世の中であれば、『未来のミライ』の物語の方にリアリティを感じるひとが多かったはずなのに、こっちのほうがリアリティがないと思われてしまうのだなと。

参照:『未来のミライ』建築家(お父さん)の匠の仕事ぶりにツッコミを入れる皆さん – Togetter

最後に

「共感」や「熱狂」を生むコンテンツというのは、やっぱりそれを受け取る側のいま置かれている状況によって変わってくる。

2018年は『カメラを止めるな!』のような、低予算の中で奮闘する作り手の裏側の物語が圧倒的な熱狂を生み出している。

なんだかそんな状況がとってもおもしろく、驚きを隠せなかったので、今日のブログに書き残しておきました。

いつもこのブログを読んでくれている方々にとって、何かしらの参考になれば幸いです。

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