【寄稿】メディア運営者として、PVよりも大切にしている指標

どうも、三輪(@3_wa)です。

途上国で教育支援の仕事をしながら、「途上国のイメージを豊かにする」がコンセプトのWEBメディア『トジョウエンジン』を運営しています。

今回はメディアを運営するなかで考えた、PVよりも大切にしている指標についてお話したいと思います。

編集者の仕事は、コミュニティの温度を上げること

メディアを立ち上げて約1年。月間PVが10万を超え初めてから、ある疑問が生まれました。

「これで良かったんだっけ?」

沢山の方に読んでいただけるようになったのは嬉しかったのですが、どこか物足りなさを感じるようになりました。

そんな時、ある読者から「三輪さんの記事は、本当に助かります」と嬉しいコメントをもらいます。

その記事がこちら。

参照:事前に知っておきたかった!中国・北京の国際空港で、無料Wi-Fiを使う方法 | トジョウエンジン

誰も読んでくれそうにない記事だと思っていましたが、旅行好きな方には好評だったようです。

名指しでコメントいただくのは、本当に嬉しい体験でした。

書き手も、読み手も、嬉しくなって少しだけ体温が上がる。そんな体験が生まれるような記事をもっと増やしたいと思うようになりました。

熱のこもった「ありがとう」が、本物の自信をつくる

「途上国」をテーマにしたメディアはあまり多くありません。

そのためか、国際協力に関わる方々からイベントの案内やキャンペーンの紹介を頼まれるようになりました。

プレスリリースの原稿を転送いただくこともあれば、私宛に直接相談いただくこともあります。

こちらは、そんな相談から生まれた記事。

参照:ネパールの子どもたちのために、笑顔と希望のあふれる運動会を開くプロジェクト[READYFOR?] | トジョウエンジン

大切な友人が新しい挑戦を始めるとのこと、何とか力になれないかと思い、紹介記事を書きました。

すると、なんと30名近い人が彼の活動に共感し、挑戦するための活動資金を出してくれたのです。

「頑張れ!」「ありがとう!」
「頑張ってください」「ありがとうございます!」

記事がシェアされるたびに、友人から「ありがとう」のコメントが入ります。

まるで自分のことのように嬉しくなりました。

文章がうまくなったわけではなく、PVが激増したわけではありません。それでも、自分が書いた記事に確かな自信が持つことができました。

メディア運営者の仕事は、川の流れを作ること

  • 編集者の仕事は、コミュニティの温度を上げること
  • 熱のこもった「ありがとう」が、本物の自信をつくる

これは私の言葉ではありません。

前者はgreenz.jp編集長の兼松さん、後者は元Googleの三好くんの言葉です。

私も誰かの言葉や記事に動かされ、気がつければ「動かす」側になりたいと思うようになりました。

そして今、私自身がメディアを運営する立場になり、少しずつではありますが読者の変化を感じつつあり、PVよりも大切な指標ができました。

それは読者の「新しい一歩」を応援すること。

すべての記事が、読者に心に響くわけではないでしょう。また一つの記事だけで、実際の行動につながる人も多くはないでしょう。

だから、私はこれからもメディアを運営し続けます。

途上国に関心を持ってくれた人が、楽しみを見出し、誰かと繋がり、新しい一歩につながる。

そんな「川の流れ」を作ることが、メディア運営者の役割ではないでしょうか?

最後に

2つご案内させてください。

私の大切な仲間が現在、震災被害にあったネパールの子どもたちに最高の教育を届けようと頑張っています。

震災で苦しむネパールの子どもたちに最高の教育を届けたい! – moonshot

実際に子どもたちに教育を届けるためには、まとまった資金が必要であり、現在クラウドファンディング(インターネット寄付)で活動資金を集めています。

締め切りは10月18日。ぜひ皆さんの力を貸してください。

二つ目のご案内は、そんな10月18日に開かれるブロガーズフェスティバル。

鳥井さんも参加されるこのイベントのオープニングスピーチを担当します。

2015ブロガーズフェスティバル 【東京10月18日(日)】#ブロフェス2015 | Peatix

私が話すテーマは「ブログの可能性」について。

ブロガーの力が、ブログの読者の力が、実際に社会をどうより良くしているのか?

現在、資金調達に挑戦しているネパールの活動と絡めながら、お伝えいたします。

良かったら、ネパールの活動応援とブロガーフェスティバルへの参加、ぜひ合わせてご検討ください。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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