雑誌「TURNS」連載第6回 発酵デザイナー・小倉ヒラクさんに「これから地方を盛り上げる豪族2.0」について聞いてみた。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

TURNS(ターンズ) VOL.16 2016年4月号が発売されました。

今回インタビューさせていただいたのは、発酵デザイナーの小倉ヒラクさん。このブログを読んでいる方々にはもう説明不要ですよね。

ちなみに前号まではこちら。

雑誌「TURNS」で隠居系男子の連載始まります!第1回目はピースオブケイク代表・加藤貞顕さん | 隠居系男子

雑誌「TURNS」連載第2回。たからのやま代表・奥田浩美さん「地方の人と人をつなぐITの可能性」 | 隠居系男子

雑誌「TURNS」連載第3回 株式会社アラタナ・山本稔さん「地方でいきいき働く人を増やす方法」 | 隠居系男子

雑誌「TURNS」連載 第4回 Sansan株式会社・角川素久さん「サテライト・オフィスを開設した理由」 | 隠居系男子

雑誌「TURNS」連載第5回 ヒビノケイコさんに「地域に住んで情報発信するコツ」について聞いてみた! | 隠居系男子

(※バックナンバーはKindle版でも購入できます!)

「これから地方を盛り上げる豪族2.0」について聞いてみた。

昨年、ヒラクさんには大変お世話になって、毎週お仕事で会っていた時期もありました。

そのご縁で、「灯台もと倶楽部」というリアルイベントの第1回ゲストもヒラクさん。そして、実は今から丁度1年ぐらい前に行った「灯台もと暮らし」のローンチイベントのゲストでお呼びしたのもヒラクさんでした。

参照
【第1回 灯台もと倶楽部】都会暮らしだと孤独を感じるのはどうして?ヒビノケイコ×小倉ヒラク対談 | 灯台もと暮らし

「はじめまして、『灯台もと暮らし』です〜旅と味噌から考えるこれからの暮らし〜」を開催しました | 灯台もと暮らし

そんなヒラクさんに、僕が今回の連載でどうしても聞いてみたかったのは、自身のブログメディア(オウンドメディア)とローカルメディアの組み合わせる意義について。

それを「豪族2.0」という観点からぜひ伺ってみたかったのです。(豪族2.0については下記の記事を御覧ください)

参照:キーワードは”豪族2.0″! これからは一旗あげるために地方へ行く。発酵デザイナー・小倉ヒラクさんが考える、今とこれからの日本のカタチ | greenz.jp

ヒラクさんは昨年山梨県甲府に引っ越した後、自身のブログを更新しながらも、一方でローカルのラジオやテレビ、新聞などいわゆるローカルのマスメディアにも出演しています。

参照:発酵兄妹のCOZY TALK- YBS山梨放送

これは結構珍しいやり方で、地方で活躍されている方々は大抵どちらか一方だけに偏ってしまいがちです。

しかしヒラクさんは、その両者のメリット・デメリットを理解した上でハイブリッドに活用されているんです。

「それは、社会のハッキング。」

今後このような情報発信の方法がメジャーになるのかどうかを尋ねたところ、以下の様な答えが返ってきました。本誌から少しだけ引用してみます。

鳥井 豪族2・0をめざそうとしている人たちは多いと思うのですが、そんな人たちが今後ITと旧来型のローカルメディアをうまく使って、情報発信をしていくことってメジャーになると思いますか?

小倉 そうですね。それは、社会のハッキングだと思います。

鳥井 社会のハッキング?

小倉 大手マスメディアがとりあげてくれなくても、ローカルメディアと自分が持っているプラットフォームとの組み合わせで、自分の土俵をつくれてしまう。自分がこういう世界を実現したいんだっていう思いを、スケールは限られたとしても、発信できますからね。

インターネットを使えば、自分たちの工夫でいかようにも届けることができるわけだから、地上波よりもメッセージを届けられる可能性が高いわけでしょ。だからこれってもうハッキングだよね。

鳥井 なるほど、たしかにそうですね。

最後に

今回ご紹介したのはインタビュー内容はごく一部で、本誌の中では他にも「会社じゃなくて、クニをつくる『豪族2・0』という考え」「地方に行ったらわがままを押し通せ」という話についても語ってもらっています。

今振り返ってみると、このインタビューが2015年の僕の集大成だったような気がします。それぐらい、去年の僕の興味関心事が全て詰まっていると言っても過言ではないと思っています。(文字通りインタビューした日も12月29日の年の瀬でした)

今回の連載も、ぜひ多くの方に手にとって読んでみてもらいたいです。

それでは今日はこの辺で。

ではではー!

[追伸1]
今月号からTURNSは隔月刊化となります。2ヶ月に1回、気になる人に取材に行けるようになったので、今年はさらに多くの人に「地域×IT」についてお話を聞きに行きます。

[追伸2]
ヒラクさんが後日書いてくれた下記の記事も、このインタビューの当日、取材が終わった後に僕と立花と3人で盛り上がった話をベースに書いてくれたものです。

硬直した朝廷の分裂と共感経済の台頭。豪族2.0の周辺地図 | hirakuogura.com

[追伸3]
「インキュベーションされるヤツらが劣化していく」はこの日にヒラクさんから教えてもらった名言です。

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