「灯台もと暮らし」メンバーは、なぜかこの年の瀬に引越しラッシュ。
7人いる主要メンバーのうち、6人がこの2ヶ月間で引越しを検討している状態です。
僕も先日、4年間住んだ蔵前から代々木上原周辺に引越しました。
なぜ、代々木上原周辺を選んだのか?
さて、あれだけ東京の東側がアツいと言っていたのに、なにゆえまた東京の西側に戻ってきたのか?
少し話が逸れてしまうのですが「灯台もと暮らし」をはじめてから、地方をたくさん取材させてもらう中で、「5年後にはなくなってしまっているかもしれない」という話をよく聞くようになりました。
参照:この島は未来の縮図たり得るか【島根県海士町】特集、始めます。 | 灯台もと暮らし
多くの場合、地方の限界集落や後継者が存在しない伝統産業などを指して言われることが多いです。
ただ、そうやって地方の状況を聞いていると、地方だけではなく東京にも5年後に消滅する文化や産業というものが実はたくさん存在するのかもしれないなと思うようになりました。
そのひとつが、この代々木周辺の文化だと思ったんです。
東京の東側を4年間経験してみて改めて思うのは、やっぱり代々木周辺がカルチャーの匂いがありつつ、東京で一番センスのある人たちが集まっている街だと思います。
東京で一番ということは、いまのところ、日本で一番のセンスの集積地であると言っても過言ではない。
ただ、この状況が見られなくなってしまう時期が必ずやってくると思います。
もうすでに「代々木周辺で働いていました。」というような方々が、ドンドン地方に移り住み始めている。
きっと2020年を目処に、もっと一気に分散していくはずです。
ここでその理由を書き始めると長くなってしまうので割愛しますが、やっぱり本質を求めていったらそうならざるを得ないなと。あとは人もモノも流動性がさらに増していくから。
六本木周辺や新宿歌舞伎町周辺のような東京の文化は、2020年が過ぎてもそのまま残っていく可能性は高いと思いますが、代々木周辺のような文化は日本全国に散らばってしまうはず。
それは、ネットやECの発達のおかげで、昔の裏原宿文化がなくなってしまったことに似ているのかなと。
参照:原宿の動画にみる、過去のカリスマの弊害と、ネット上に存在する「架空都市・東京」 | 隠居系男子
だからこそ、5年後にはなくなってしまうかもしれない、東京の最後のセンスの集積地をこの目でしっかりと見ておきたい。
参照:あれから5年経って思うこと。きっと2020年の東京はローカルの文化を輸入してオシャレにみせる街に変化しているのだろう。 | 隠居系男子
最後に
20代の前半は中国の北京。20代後半は東京の東側である蔵前の文化を中心に見てきました。
30代の前半は代々木周辺の文化を見届けたいなと思います。
そのあとはどこに行くのか?地方なのか海外なのか、はたまた東京に居続けるのか、自分でも全く想像もつきませんが、まずは今目の前にあるものから全力で学んでいきたいと思います。