年末年始の帰省のタイミングで聴いて欲しい!劇団ひとり著「青天の霹靂」オーディオブック版。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日オーディオブック配信サービス「FeBe」で発売されたばかりの劇団ひとり著「青天の霹靂」を聴き終えました。

完成披露記者会見にも参加させてもらったので、発売された後すぐに聴いてみたのですが、これがとても面白い作品でした。

ぜひ年末年始の帰省の移動中に聴いてみて欲しいので、今日はこの作品をご紹介してみようと思います。

小説がそのまま表現されるオーディオブック版

本作品は、オーディオブック版の他にも映画化もされています。

映画版だと、2時間弱の間に小説のあらすじを全て盛りこまなければいけないため、細かい設定は全て省かれてしまい、内容もかなり変更されてしまいます。

しかし、オーディオブック版では原作のまま読み上げられているため、細かな要素も全て表現されている。

ネタバレになってしまうので内容には触れませんが、本作はものすごくベタな設定で、先が読める展開の作品です。(でもそこが良い!)

そんなベタな話の展開を面白くさせてくれるのは、劇団ひとりさんらしいクスッとさせるような細かい小ネタであり、その小ネタを小粋な効果音とともに全てを拾ってくれるオーディオブック版は、映画版では絶対に表現できない良さがあるなと感じました。

出演陣の個性が際立つ、ラジオドラマ形式の作品。

本作は、一人のナレーターさんが全てを読み上げる朗読型の作品ではなく、全ての役に別々の声優さんが配役されているラジオドラマの形式で作られています。

原作者の劇団ひとりさんも出演しており、好き嫌いだとは思いますが、映画版で演じる破天荒な役柄よりもオーディオブック版の気弱な役柄の方が個人的には好きです。どちらにしろ、完璧に演じ分ける劇団ひとりさんは本当に芸達者な方だなぁと思わされてしまいます。

もちろん主人公・春夫役の金谷ヒデユキさんも映画版の大泉洋さんとはまた違った意味で、めちゃくちゃ頼りないダメ男っぷりを遺憾なく発揮しており、聴きながらドンドン感情移入していってしまいます。

最後に

オーディオブックの良さというのは、“ながら聴き”ができることです。特に移動中の電車や飛行機、バスの中で聞けるというのはとても大きい。

普段はあまり文芸作品を読まない自分ですが、オーディオブックの文芸作品だと、移動中に出てくるあのよくわからない脳内物質ととても相性が良いため、文芸作品も最後まで楽しみながら聴けてしまいます。

特に、年末年始という自己の一年を振り返るというタイミングで、この作品はとても奮い立たせてくれる物語となっており、素敵な家族愛が描かれているので、実家に帰省する年末年始のタイミングでぜひとも聴いてみて欲しい作品です!

青天の霹靂

他にも「『仕事は楽しいかね?』オーディオブック版」や「孫正義『志高く』『事を成す』オーディオブック版」など、年末年始の帰省のタイミングで聞いて欲しいオーディオブック作品も以前このブログでご紹介したことがあるので、ぜひ合わせて聴いてみてくださいね。

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

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