どうも鳥井(@hirofumi21)です。
今回は、デイル・ドーテン著、野津智子訳『仕事は楽しいかね?』をご紹介したいと思います。この本も、絶対にオーディオブックで聴いたほうがいい作品です!
仕事は楽しいかね?とは
2001年に出版され、既に20万部を越えるベストセラー作品。有名人や経営者など、職業のジャンルにとらわれることなく本当に多くの方に読まれている作品です。ほぼ日でお馴染みの糸井重里さんなんかも本書を推薦しています。
…ただ、自分がこれを初めて聴いたのは今年の4月でした。
書籍版の表紙をみてもらえばわかるように、ものすごく可愛らしい感じの表紙なんですよね。いや、だから読まなかったって言うわけではないんですが、「きっと内容は想像通りなんだろうなー…」って勘ぐってしまっていたわけです。
…がしかし、実は全然違いました。
今まで良しとされてきたこと、特に日本人の中で、「優れた人」として漠然と皆の中で共通認識されているような人物像、それを気持ちよく全否定してくれるのが本書です。笑
どんな内容?
内容はストーリー形式なんですが、登場人物や舞台設定など少しだけ理解して欲しいので、Febeのサイトから引用してみます。
「そこそこの給料はもらっている」
「真面目に一生懸命働いている」なのに、どこか退屈と不安を感じている。
このまま同じような毎日を続けていくのだろうか、と思うとため息が出てしまう。本書の主人公は、まさにそのような思いを抱えた35歳の男性です。
主人公の「私」は、出張の帰り、不運にも大雪のために空港が閉鎖となり、
オヘア空港のロビーに閉じ込められてしまいます。そこに、見知らぬ老人がやってきて、どういう訳か私に質問をし始めます。
「仕事は楽しいかね?」と突然話しかけられた私は、
過去の分岐点に立ち返り、自分の人生を振り返って、老人に思いのたけを語りました。その話を聞き、「試してみることに失敗はない」と語りかける老人。
そして、夜の空港を舞台に、一晩限りの人生の講義が始まります。
このような雰囲気でお話が進んでいくので、まるで一本の映画を観ているような感じで聴けてしまうんですよね。
オーディオブック版をオススメする理由
この書籍をオーディオブック版でオススメする理由は、ただひとつ!
「長距離移動中」に聴いて欲しいからです。
上のストーリーにも書かれているように、この本の舞台は、大雪の影響で飛行機が飛ばなくなり、閉鎖されてしまった空港です。
まさに長距離移動中が舞台となっているわけなんですが、この本を実際にそのような状況下で聴くと、「まさに今、自分がこの老人と会ったのではないか」って思ってしまうほど、リアルに聴くことができるんです!
人間の記憶は、場所と紐づくようにできている
人間の記憶というものは不思議なもので、自然と場所と紐付けられて覚えてしまうものなんです。
「オーディオブックあるある」のひとつにも、そのオーディオブックの内容を思い出すときに、自分がそれをどこで聴いたのか、「その場所」も自然と思いだしてしまうということがあります。
逆に言うと、「その場所を思い出すと、自然にその時聞いていたオーディオブックが何だったのか・それを聴いて自分はどんな感動を覚えたのか」っていうのを鮮明に思い出すことができます。いやぁ、不思議ですよねー。
僕はこの紐付け作用がものすごーく大切なことだと思っていて、人によっては「芋づる式に思い出していく」っていう人もいるのかな?笑
僕も実際にこのオーディオブックを、京都ー東京間の夜行バスの車内で聴いたのですが、今その状況を鮮明に思い出しながら書いています。
寝る気満々だったのに、なにげなく聴き始めたこの本に一気に惹き込まれてしまって、途中何度か寝落ちしてしまったんですが、そのたびに聞き覚えのあるところまで巻き戻し、聞いていた記憶があります。今となっては、本当にいい思い出。
最後に
今、何か大きな壁にぶつかって悩んでいる人や、これから新しいステージで新しいことにチャレンジしようとしている人には、ぜひ聞いて欲しいと思います。
「今日の目標は明日のマンネリ」
「試すことに喜びを見出して欲しい」
こんな言葉に勇気づけられそうな時には、ふと思い出し聴いてみてください。どこか遠くへ向かう、道の途中で…。
それでは今日はこのへんで!
ではではー!
鳥井弘文
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