先週末、京都・兵庫に行ってきました。
今回は「イケウチな人たち。」の取材です。
そこでふと「オウンドメディア」の隠れた効用を発見しました。
今日はその気づきをこのブログにも書いておこうかなと。
取材に同席したひとは、必ず気づきや発見を得られる。
このブログではもうお馴染み、イケウチオーガニックの広報・牟田口さんは、「イケウチな人たち。」のすべての取材に同席してくれています。
昨日今日とイケウチな人たちで京都ストアのお客様に取材をしました。イケウチオーガニックを自分毎として捉えていて、もはやファンという言葉を超越している気がする。単なるお客様インタビューではなく、イケウチオーガニックを通して知る人間ドラマだ。
— mutta@イケウチオーガニック (@MUTAGU) 2019年6月24日
参照:オウンドメディア成功のカギは、広報の方の熱量と行動力、そして使命感。 | 隠居系男子
牟田口さんにとって、この取材中に得られる気づきや発見、チャンスって計り知れないだろうなあって思うのです。
僕でさえ学ぶことが多すぎて、自分がお金を払ってでも同席したい取材ばかりですから。
広報の成長は、企業の成長に直結する。
そして、企業内の広報の方の成長って、それすなわち企業の成長に直結することだと思うんです。
なぜなら現代は、「何を届けるか?」よりも「どう届けるか?」のほうが重要になってきているんですから。
参照:【メモ公開】「これからのメディアを考える〜企業とお客さまはコンテンツでどうつながる?〜」でお話してきました。 | 隠居系男子
でも、多くの企業はこのチャンスには目もくれず、「商品の売上向上」や「企業のブランディング」ばかり注視する。
その結果、オウンドメディアの運用は代理店に丸投げして、「PVは上がったのか?」「商品の売上は上がったのか?」ばかりをチェックするわけです。会議室の中で。
現場の取材で得られる気づきや発見に目を向けないのは、本当にもったいないと思うんですよね。
これこそがオウンドメディアの一番の効用かもしれないのに。
取材の現場や、自社メディアの記事は、社員を成長させてくれる。
取材って、ものすごく「ひと」を成長させてくれます。
これは自分たちが運営するウェブメディア「灯台もと暮らし」の経験を通じても、ものすごく強く感じています。
もちろん、取材に同席していなくても「自社が運営するメディアの記事だから」という理由で何気なく読んでくれて、その結果、社員の方々も多くの気付きや発見を得られるでしょう。
経営者が社員にどうしても伝えたいことも、経営者が何度も口酸っぱく伝えると「親父の小言」みたいになって避けられるようになるけれど、「あれ…?この記事内で、○○さんが言っていること、いつも社長が言っていることと同じだな」って気づくと、自然に取り入れてくれたりするものです。
最後に
オウンドメディアをはじめることによって、相手のいいところをドンドン吸収し飲み込んでいける。
誤解を怖れずに言うと、バトル系漫画で中盤に必ずあらわれる能力をコピーするキャラクターみたいなものです。(「ドラゴンボール」だったら、セルみたいな)
一番成長するのはやっぱり、現場に直接足を運ぶひと。
いつもこのブログを読んでくれている方々にとっても、今日のお話が何かしらの気づきや発見につながったら幸いです。