どうも鳥井です。
「TURNS(ターンズ) VOL.20 2016年12月号」が発売されました。
今回、インタビューさせてもらったのは有料会員制のオンラインサロン・プラットフォーム「Synapse」を運営されている田村健太郎さん(通称:たむけんさん)。
今日は本誌インタビューに至るまでの経緯と、その内容について少しご紹介してみようと思います。
たむけんさんをインタビューさせてもらうまでの経緯。
たむけんさんとの出会いは、「灯台もと暮らし」編集長の伊佐知美が主宰する「編集女子が”私らしく生きるため”のライティング作戦会議」のオンラインサロンを立ち上げようと思ったとき。
共通の知人に紹介していただきました。
参照:オンラインサロン「編集女子が”私らしく生きるため”のライティング作戦会議」がオープンしました! | 隠居系男子
そこから色々と交流させてもらっているうちに、たむけんさんの価値観や、描いている未来にとても共感してしまい、すっかり惚れ込んでしまったのです。
いつか個別でインタビューしてみたいなと思っていた矢先、TURNS編集部の方から「Synapseさん、どうですか?」と提案されたので、ぜひこの機会にお話を伺ってみようと思い、今回打診させてもらいました。
ローカルコミュニティとオンラインサロンの新しい関係。
いま、Synapseではローカルコミュニティのオンラインサロンが続々と増えているようです。
特にインタビュー中に教えてもらった「岩首談義所 ON THE WEB!」の事例はとてもおもしろかった。
インタビュー内容を本誌から少し引用してみましょう。
鳥井 現在、Synapseでローカルに特化したサロンはいくつぐらいありますか?
田村 5〜10個くらいあります。たとえば「岩首談義所 ON THE WEB!」という佐渡島の岩首という集落にある談義所のオンラインサロン。岩首という佐渡島の奥のほうに、有名なおじいちゃんがいるんです。元小学校のコミュニティスペースで行われる、おじいちゃんをまじえた飲み会がとても楽しいと。
自分の地元に戻ってしまうと寂しいので、オンライン上でも楽しみたい。また、おじいちゃんを金銭面でサポートしていきたい。だったら、オンラインサロンをつくるかといって始めたのが、岩首談義所というオンラインサロンです。
鳥井 主催者はその若者たちなんですか?
田村 いえ、おじいちゃんが主催者で、まわりの若者たちがサポートしています。加入プランも二つあって、値段が変わってもサービスは変わらないんです。「お金をたくさん払える人は 8000円払っておじいちゃんを支援してね」 ということのようです。
鳥井 支援の要素も含まれているんですね。これはものすごくいい事例ですね。どうしてもオンラインサロンって、発信力があったり、有名な人じゃないとつくれないように思われがちですけど、岩首談議所に実際に集まった人たちが 随時加入していけばいいんですもんね。
田村 そうです。このような各地に存在するコミュニティを、オンラインサロンにもってくる可能性は十分にあるなと思っています。
「オンラインサロンの裾野をひろげたい。」
上記の引用にもあるように、著名人やネット有名人だけではなく、一般の方々のコミュニティもオンラインサロン上に落とし込んでいけるように、今Synapseではオンラインサロンの裾野を広げていこうと考えているようです。
Synapseのオンラインサロン開設について、間口を徐々に広げています。最新の機能含めてご案内ページを刷新しましたので、開設迷ってた方はぜひ!田村宛にふわっと相談いただく形も大歓迎です〜!https://t.co/XNHmrp0NkU
— たむけん@synapse (@tamuken) 2016年10月19日
最後に
今回、たむけんさんとゆっくりお話しながら思ったことは、オンラインサロンにはまだまだ無限の可能性があるということ。
うちの会社で運営しているもうひとつのオンラインサロン「僕らの理想のデニムってなんだろう?」。
これは、サロンで得られる収益性よりも、その先に生まれる「地域のものづくりの新しい可能性」に主眼を置いて立ち上げたものです。
参照:モノを買う人、作る人、そのまた隣で煽る人。 | 隠居系男子
ローカル(地域)とコミュニティは、切っても切れない関係にある。
だからこそ、今日ご紹介したサロン以外の方法でも、まだまだアイディア次第で新しいオンラインサロンの使い方はあると思います。
ローカルコミュニティ運営において、何か新しいことを仕掛けてみたいという方は、Synapseさんに相談してみてはいかがでしょうか。
Synapse(シナプス) – オンラインサロン・プラットフォーム
合わせてぜひ本誌も手にとってみてください。きっと何かしら参考になる部分があるかと思います。
それでは今日はこのへんで。
ではではー!
[追伸]
前号までの本連載のゲストはこちらです!
雑誌「TURNS」で隠居系男子の連載始まります!第1回目はピースオブケイク代表・加藤貞顕さん | 隠居系男子
雑誌「TURNS」連載第2回。たからのやま代表・奥田浩美さん「地方の人と人をつなぐITの可能性」 | 隠居系男子
雑誌「TURNS」連載第3回 株式会社アラタナ・山本稔さん「地方でいきいき働く人を増やす方法」 | 隠居系男子
雑誌「TURNS」連載 第4回 Sansan株式会社・角川素久さん「サテライト・オフィスを開設した理由」 | 隠居系男子
雑誌「TURNS」連載第5回 ヒビノケイコさんに「地域に住んで情報発信するコツ」について聞いてみた! | 隠居系男子
雑誌「TURNS」連載第6回 発酵デザイナー・小倉ヒラクさんに「これから地方を盛り上げる豪族2.0」について聞いてみた。 | 隠居系男子
雑誌「TURNS」連載 第7回 松浦茂樹さんに「スマートニュースが地方紙チャンネルを開設した理由」について聞いてみた。 | 隠居系男子
雑誌「TURNS」連載 第8回 宮浦晋哉さんに「日本のものづくりのこれから」について聞いてみた。 | 隠居系男子
雑誌「TURNS」連載 第9回 平山高敏さんに「ことりっぷがローカルメディアと提携した理由」について聞いてみた。 | 隠居系男子
(※バックナンバーはKindle版でも購入できます!)