どうも鳥井です。
一見シュッとしてるけど、見る人が見ればがむしゃらでダサいっていうところが、いま軒並みうまくいっているところだと思ってる。最初からダサいと全く興味を持ってもらえなくてアウトだし、紙の雑誌みたいに徹頭徹尾シュッとさせようとすると今度は共感されなくてアウト。過ぎたるは及ばざるが如し。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2017年1月25日
ウェブコンテンツのクオリティを上げすぎてはいけない?
最近、「自社のウェブコンテンツのクオリティをあげたいんです。」という相談を受ける機会がとても増えてきました。
その相談内容を聞いていると、皆さんバッキバキのコンテンツ作り上げたいんだろうなあということが、とてもよく伝わってきます。
でも、誤解を恐れずに言えば、ウェブメディアを利用してうまくブランド化させていくためには、絶対に抜け感が必要になってくる。読者の方に共感してもらうために、です。
特に、ウェブの場合はこれが顕著だと思います。
バッキバキにしようと思えば、時間とお金さえかければどうにでもなる。
抜け感だと思ってもらえる部分は、多くの場合、ダサい部分です。
だからダサい部分って、とっても大事なんですよね。
バッキバキにしようと思えば、お金と時間さえかければいくらでもできる。
でも、どこがダサい部分をつくるためには「センス」が重要になってくる。時間やお金じゃ解決できない問題です。
だから僕は、「どうしてここはうまくいっているんだろうなあ」って分析する時に、どちらかといえば、この「がむしゃらさ」や「ダサさ」の方にフォーカスするようにしています。
そして大抵、肝はそこにある。
ファッションスナップを眺める時に、一番最初に目に入ってくる高級ブランドのバッグやアウターじゃなくて、足元にコンバースを選ぶ、そのセンスをつぶさに観察するみたいな話にも近いのかもしれません。
最後に
今日の話の延長で、とても参考になるのが「北欧、暮らしの道具店」の青木さんとヨッピーさんの対談記事。
ヨッピーさん切り込むなあ。笑 「でも、みんな、やたらアッパーゾーンといか、ハイクラスを狙いたがるというか、おしゃれに見せたがりますよね。あ、『北欧、暮らしの道具店』もそうか…!」:読者が得をするコンテンツは炎上しない! https://t.co/lpL4h3dgdJ
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2017年1月10日
この対談の中で語られている話もまさに「シュッとさせすぎないように意識している」という話だと思います。
「ウェブコンテンツのクオリティ向上!」と声高に叫ばれる時代だからこそ、皆さんもシュッとさせすぎないよう十分注意しましょう。
それでは今日はこのへんで。
ではではー!