昨日は、noteさんが主催するイベント「これからのメディアを考える〜企業とお客さまはコンテンツでどうつながる?〜」に登壇させていただきました。
すでにイベントレポート記事を書いてくださっている方々も。
【イベントレポート】これからのメディアを考える【note】|Katy|note
noteイベント #これからのメディアを考える に参加してきました!|大木春菜@せいかつ編集室|note
ほかにも多くの方々が、昨日の内容を発信してくださっています。
気になる方は、ぜひハッシュタグ「#これからのメディアを考える」を追ってみてください。
今回は、昨日のイベントで事前に準備していた回答のメモをこのブログでも公開してみようかなあと思います。
以下、僕が事前の用意していたメモ書きです。
1.企業がメディアで発信することの意味とか役割って?
今の時代は、「何を届けるか?」よりも「どう届けるか?」その文脈の共有や「世界観」を創り出すことのほうが大切。
それを共有する手段として、オウンドメディアはひとつの優秀な手段になる。
なぜなら、他媒体(特にマスメディア)は意図的に切り取ってしまうから。
こんな時代だからこそ、自分自身で発信する力を身につけないといけない。
参照:「小さい頃からどんな価値観を自分の中で醸成してきたか?」がこれからの「働く」では重要になる。 | 隠居系男子
2.オウンドメディア閉鎖の話題が多いがここ数年でトレンドの変化とかある? 残るメディア・残らないメディアって何が違う?
今朝のnanapi閉鎖のニュースはとても印象的だった。
「役に立つ」だけではなく「世界観」や「文化」をつくれているかどうか?その指標として、中のひとの顔がちゃんと見えているかどうか?(※ニュース系メディアは別)
「役に立つ」よりも「意味」の世界の話にも似ている。
参照:GAFAのなかで、Appleだけが「意味」の世界で闘っている グローバル競争で生き残るのに必要な、たったひとつの考え方 – ログミーBiz
3.メディアのコンセプトってどうやって考えるのがいい?
散歩しながら考えるのはオススメ。会議室では考えない。
それはつまり、決してマーケット・インでは考えないということ。
本当に自分(たち)が欲しいものをつくる。
僕の場合は、イケウチオーガニックと「センス」や「美意識」が近いものを選びたい、という欲求から。
・センスや美意識をカテゴライズすることは難しい。
・例えば、「天然酵母」を使ったパン屋さんは、検索やカテゴリーからすぐに見つけることができる。
・一方で、「ジャムおじさんのようなセンスや美意識を持っていて、無償の愛を込めてつくっているパン屋さん」を探そうとなると見つけにくい。
参照:僕が「イケウチな人たち。」で大切にしたいと思っていること。 | 隠居系男子
4.人の巻き込み方(社内外)どうやっている?
イケウチオーガニックの広報・牟田口さんの熱量・行動力、そして使命感。それに尽きる。
牟田口さんは心から本気で「イケウチオーガニックのタオルが、より多くのひとに届いて欲しい」と願っている。
その想いに呼応するように、ひとが自然と集まってくる。
一番大切なことは広報の方の人柄と、それを後押しする社内のムード。(特に経営陣の見守り力)
参照:オウンドメディア成功のカギは、広報の方の熱量と行動力、そして使命感。 | 隠居系男子
書き手は、Waseiはもちろん、Wasei Salonメンバーを中心にお願いしている。
技能面よりも「価値観(文化)の共有ができているかどうか」のほうが圧倒的に重要。
言い換えると「文脈を理解してくれているかどうか」でもある。
5.いま関わっているメディアやこれから関わるメディアを、どう育てていきたい?
誤解を怖れずに言うと、従来型の「拡大」は目指したくない。
テレビや雑誌などマスメディアが傾き始めて、せっかくみんなが「本当に大切なものってなんだろう?」と考え始めているタイミングなのに、マスメディアのリプレイスを狙うだけはもったいない。
なぜなら、もう「無駄なもの」をつくりたくないから。
人間は「権力」と「発信力」を身につけると不要なものも売り始める。更に大きな権力とお金(発信力)を獲得しようとするために。それは戦争の論理と同じだと思う。
商品が良くないのに「メディアの力で売る」みたいなことは絶対にしたくない。
まずは良い商品ありき。
参照:「良いオウンドメディアがなぜできるかというと、商品が圧倒的に強いから」 | 隠居系男子
最後に
以上となります。
このメモにはない発言は、基本的にはその場で思いついたことをお話していると思っていただけると助かります。
また、昨日話そうと思って準備しつつ、話していないことも少しだけあったはずです。
昨日お越しいただいた方々にとっても、都合が合わなくてお越しいただけなかった方々にとっても、このメモが何かしらの参考になったら幸いです。
最後に、今回のイベントを企画してくださったnoteの志村さん、一緒に登壇してくださった平山さん、柿次郎さん、改めまして本当にどうもありがとうございました!
そして会場に足を運んでくださったみなさんにも大変感謝しております。
またみなさんと次の機会でお会いできるのを楽しみにしております。