雑誌「TURNS」連載 第8回 宮浦晋哉さんに「日本のものづくりのこれから」について聞いてみた。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

TURNS(ターンズ) VOL.18 2016年8月号」が発売されました。

今号でインタビューさせていただいたのは、「セコリ荘」の宮浦晋哉さん。

このブログを読んでくれている方には、もう「セコリ荘」さんの説明は不要ですよね。

雑誌やウェブ媒体など、数々のメディアで今引っ張りダコの月島にあるイケてるものづくりコミュニティースペースです。

最近だと、CINRAさんが運営する「HereNow」というメディアで紹介されていたので、どんな場所か気になる方は、ぜひ下記の記事を読んでみてください。

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画像引用元:日本の繊維産業を月島のおでんバーが救う!? セコリ荘が提案する「モノの温度」 – 特集 – HereNow Tokyo(ヒアナウ東京)

今日は本誌インタビューの内容を少し紹介してみようと思います。

宮浦さんをインタビューさせてもらうまでの経緯。

宮浦さんと初めてご一緒したのは「20代編集者と一緒に考える、これからのメディアの形」というイベントです。

参照:イベント「20代編集者と一緒に考える、これからのメディアの形」に登壇します。 | 隠居系男子

このイベントを通して、宮浦さんの考え方や目指す方向性を聞いてみて、完全に僕がそのスタンスに惚れ込んでしまいました。

また何か一緒にお仕事ができないかなあと思っていたので、この連載でインタビューを申し込ませてもらうことに。

「これからのものづくりは多品種小ロットになる。」

インタビューの中で印象に残ったお話は多々あります。

その中でも特に印象に残っているのは、「これからのものづくりは多品種小ロットになる」というお話。

以下、本誌から少し引用してみます。

鳥井 僕は今日、宮浦さんと「これからのものづくり」について話してみたいと思っていました。「セコリ荘」や「セコリ百景」を運営してきて、ものづくりの現場を間近で見てきた宮浦さんは、これからのものづくりはどうなっていくと思いますか?

宮浦 そうですね、昔は一つの型で5000着とか1万着つくっていくというやり方が主流だったと思うんですけど、最近工場側にも、「多品種小ロット」って言葉が定着してきました。

大量生産しなくても、必要な分だけつくることができるようになってきたんです。と同時に、市場にも「みんなと同じものは着たくない」っていう人が増えてきたんですよね。なので、ひとつのアイテムを100人ぐらいに売るようなものづくりの流れができてきた。工場側も、それを短期間に連発した方が利益も上がり、結果的にロスも少なくなってきたんです。

鳥井 なるほど、おもしろい流れですね。

宮浦 そうすると、マーケティングの仕方も根本的に変わってくると思っています。1万人、10万人に対してものづくりをしていたときとは、やり方が大きく異なります。SNSベースというと言い過ぎかもしれないですけど、ほしいという人が100人集まったら生産が開始されるとか、そういう仕組みになっていくと思います。

鳥井 そうですよね。僕もそんな未来が来るような気がしています。

今までにはない「ものづくり」や「物販」の形にチャレンジしたい人へ。

この後、上記のようなものづくりの状況へと変化していく中で、メディアが果たす役割について、さらにふたりで議論してみました。

かなり話が盛り上がり、「ものづくり」や「物販」でこれまでにはない形でチャレンジしていこうと思っている方にとっては、きっと参考になる事が書いてあると思います。

続きが気になる方は、ぜひ本誌を手にとって読んでみてください!

最後に

そして実は、以前書いた以下の記事もこのインタビューの時に宮浦さんに伺ったお話です。

工場をたたむ理由は、経済面よりモチベーション。感情のつながりが継続性のカギになる。 | 隠居系男子

本誌内に掲載したかったんですが、紙面の都合上、泣く泣く削除した部分だったので、ぜひ合わせて読んでみてもらえると嬉しいです。

さらに、今週の土曜日にはこのインタビューがきっかけで「EVERY DENIM」さんも含めたトリプルコラボが決定したイベントも控えています。

まだ席に若干の余裕があるので、気になる方はぜひお越しください!本誌の内容よりも、更に一歩踏み込んだ深いお話ができると思います。

EVERY DENIM × セコリ荘 × 灯台もと暮らし「僕らの理想のデニム&シャツってなんだろう?」 | Peatix

それでは今日はこの辺で。

ではではー!

[追伸]

前号までの本連載のゲストはこちら!

雑誌「TURNS」で隠居系男子の連載始まります!第1回目はピースオブケイク代表・加藤貞顕さん | 隠居系男子

雑誌「TURNS」連載第2回。たからのやま代表・奥田浩美さん「地方の人と人をつなぐITの可能性」 | 隠居系男子

雑誌「TURNS」連載第3回 株式会社アラタナ・山本稔さん「地方でいきいき働く人を増やす方法」 | 隠居系男子

雑誌「TURNS」連載 第4回 Sansan株式会社・角川素久さん「サテライト・オフィスを開設した理由」 | 隠居系男子

雑誌「TURNS」連載第5回 ヒビノケイコさんに「地域に住んで情報発信するコツ」について聞いてみた! | 隠居系男子

雑誌「TURNS」連載第6回 発酵デザイナー・小倉ヒラクさんに「これから地方を盛り上げる豪族2.0」について聞いてみた。 | 隠居系男子

雑誌「TURNS」連載 第7回 松浦茂樹さんに「スマートニュースが地方紙チャンネルを開設した理由」について聞いてみた。 | 隠居系男子

(※バックナンバーはKindle版でも購入できます!)

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