さっきまで全然違うブログを書いていたんですが、古賀史健さんのツイートがあまりにも素晴らしかったので、急遽内容を変更しました。
そのツイートがこちら。
時代の流れについてぼくが気をつけていることがあるとすれば「ちょっと前が、いちばん古い」のひと言。半年〜数年前に流行ったものが、感覚的にはいちばん古くなる。二番煎じ、三番煎じな企画がダメなのは、その志の低さだけではなく「ちょっと古い」への鈍感さが原因だと思っている。
— 古賀史健 (@fumiken) 2018年2月28日
これめちゃくちゃ素晴らしい言語化だ!そうすると「結構前が、意外と新しい」っていうのもある気がして。最近、原宿歩いていると本当にバーバリーチェックを着てる若い子たちが増えていて、アムラーみたいなバーバリーチェックのミニスカートを、最新トレンドのように着ているから本当に驚かされる。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年3月1日
若い子のバーバリーチェックはこんな感じ。
【スナップ】高井 香子さんを原宿で撮影。マフラー、シャツ、スニーカーはバーバリー。https://t.co/qFrqYlcmD2 pic.twitter.com/i9oG7mhhpb
— Fashionsnap.com (@fashionsnap) 2018年2月28日
どっちが古くてどっちが新しい?
そう言えば昨日こんなツイートをしてみたんです。
最近ちょっと考え方が変わってきて、読んでおいたほうがいいんだろうなあと思っていたおじさんたちのTwitterを一斉にリストから外してみました。そうしたら、一気に見える世界が変わったんです。おじさんたちの主張は、イベントで聞いたり、本で読んだりするのが一番な気がします。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年2月28日
「よし、今からおじさんの話を聞くぞ!」って明確に時間を定めて、そこでしっかりとおじさんの知見を吸収させてもらう。毎日定期的に触れるものじゃない。気づかないうちに古い価値観が自分の中に浸透してきてしまうから。毎日定期的に触れて浸透させるべきは、これからの時代を担う若い世代のほう。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年2月28日
たとえば、新橋と渋谷で同時に街頭インタビューをしてみるとします。
パネルを作って「『インスタ映え』と『バーバリーチェック』どっちが古くて、どっちが新しい?」みたいな感じで。
そうすると、きっとその結果は大きく違ってくると思うんです。
間違いなく新橋では「インスタ映えの方が新しい」っていう声ばかりだろうし、渋谷では「バーバリーチェックの方が新しい」っていう声が多いはず。
若い子たちの中で感覚的に語られていること。
昨日、川村元気さんのこの記事も読みまして。
めちゃくちゃおもしろかった。:なぜ、川村元気氏は 「なんとなくわかる」という感覚を大切にするのか? https://t.co/5JLmTSv1Wv
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年2月28日
この記事内でも「ポストの上にあるテディベア」の話をしていました。
参照:共感を得るための、テディベアメソッド。 | 隠居系男子
この「ポストの上にあるテディベア」の話をしているのは、圧倒的に若い子の方なんですよね。
誰に伝えようとするわけでもなく、なにげなくテディベアの噂話をしていたりするんです。
「そういえば、今朝もあのポストの上にテディベアがあったよねー。」
「うん、あったあった。あれなんだろうねー。最近いっつもあるよね。」みたいな感じで。
おじさんたちにはそもそも、テディベアどころかポストさえ目に入っていない。
でも、おじさんたちのスゴいところは、むかし電話ボックスの上に日本人形があったことを話してくれるんですよね。
それもめちゃくちゃ面白くわかりやすく、です。
当時の人々が何を思い、どう感じたのか。誰がどんな反応を示して、結局その日本人形は誰のものだったのか。みたいなことを懇切丁寧に説明してくれるんです。
だからこそ、ちゃんとその知見を吸収させてもらうべきだなあと。
最後に
ここまで読んでくれたほとんどの人は「何を言っているんだコイツ…」と感じているはず。
自分でも、なぜ突然こんなことをブログに書いているんだろうと思いつつ、自分の中でいろいろと繋がった瞬間だったので、今日のブログに書き残しておきました。
くいしんさんだけでも理解してもらえたら幸いです。
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