ちょっと思い浮かべてみてください。この人幸せそうだなあって人のことを。
その人はきっと、「誰とやるか」と「誰を幸せにしたいか」が明確になっていませんか?
今日はそんなお話を少しだけ。
「誰とやるか」と「誰を幸せにしたいか」が自分の中で明確になった瞬間。
昨日、えとみほさんがこんなツイートをしていました。
若い子と話してて気づいたんだけど、「何になりたいか?」「どんな仕事がしたいか?」という問いにははっきり答えられない子が大勢いる一方で、「どんな働き方がしたいか?」「どんな生活がしたいか?」という質問にはほとんどの子がちゃんと答えられるんですよね。
— えとみほ (@etomiho) 2018年2月27日
考えてみたらブロガーブームなんかも「ブロガーになりたい」「物書きで食えるようになりたい」っていう需要じゃなくて「自由な生活を送りながらお金稼ぎたい」っていうライフスタイルへの需要なんですよね。こういう若者のニーズを理解できないと、企業は採用で苦労することになるのだろう。
— えとみほ (@etomiho) 2018年2月27日
えとみほさんのツイート、本当にそのとおりだと思います。若者のニーズをちゃんと理解すること、大切です。:「ライターになりたい」の言葉の裏にあるのは「場所にとらわれず自由な働き方がしたい」だと思う。 https://t.co/iTzanaPJXY
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年2月27日
考えてみると自分の転機も、やっぱり会社をつくったとき。
「灯台もと暮らし」を始めるために作った会社だとは言いつつ、実態は伊佐・小松崎・立花と僕の4人で一緒に仕事をしたかったからです。
それでも最初は手探りでしたが、取材やイベントを通じていろいろな人たちとの出会いを重ねていく中で、この人たちが幸せになるコンテンツを届けたいと強く願うようになりました。
まさに、「誰とやるか」と「誰を幸せにしたいか」が僕の中で明確になった瞬間だったのだと思います。
自分の好きが見つからない人は、好きな人を見つけよう。 | 隠居系男子
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自分の中の軸が定まる感覚。
まわりを見渡してみても、今まさに人生が動き始めている人たちはみんな、このふたつがしっかりと明確になった人たちばかり。
なんというか、ここが明確になるとブレないんですよね。軸が定まるというか。
でも面白いことに、ここが見つかる前までの人生は結構ブレブレだったりする。
「おいおい、大丈夫か…?」ってこっちが心配になってしまうほどに。
もちろん僕もご多分に漏れず、今の会社をつくる前までは、大学で法律を勉強してみたり、中国に行ってみたり、東南アジアいってみたり、iPhoneアプリをつくってみたり、訪日外国人向けのサービスつくってみたり、本当に自分でもビックリするぐらいブレブレでした。
でも、今のメンバーと出会い、「誰とやるか」そして「誰を幸せにしたいか」が自分の中で明確になった瞬間、それまでのアンバランス感がどこかに消え去り、空回りしている感覚もなくなりました。
今はものすごく自分の中でしっくり来ているし、満たされた気持ちで毎日を淡々と過ごしながら一歩ずつ前進していこうと思えています。
最後に
先行きが不透明な時代、漠然とした中長期的な計画を立てにくいのが今の世の中です。
そうしたらもう「今、ここを生きる」しかない。
参照:壮大な目標ばかりに気を取られて、今を疎かにしない。 | 隠居系男子
そして「今を生きる」ためには、「誰とやるか」と「誰を幸せにしたいか」を明確にして、顔の見える関係性をつくり出すことから始めるしかない。
そして、その環を徐々に広げていくしかない。
若くて勢いのあるインフルエンサーの子たちが必死にファンに近づこうとするのも、きっと同じ理由なんだと思います。無意識的に今の自分に必要なものはこれだと感じ取っているのでしょう。
今日のお話がいつもこのブログを読んでくださっている人たちにとって何かしらの参考になれば幸いです。
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