どうも鳥井です。
先日、「川村元気×嶋浩一郎「恋愛がなくなった世界で、川村元気は」『四月になれば彼女は』刊行記念」というトークイベントに参加してきました。
「川村元気さんって誰?」という方は以下の記事をお読みください。
参照:「仕事とは何か」を考えるアラサー世代にオススメしたい!川村元気著「仕事。」 | 隠居系男子
今日は、このイベントに参加してみて、個人的に得られた気づきを少しだけ書いてみようかと思います。
「順接が違うこと、その理由が知りたくて取材をはじめる。」
まずは、このイベントで僕が強く印象に残っているお話を、メモ程度に書き出しておきます。
順接が違うこと、その理由が知りたくて取材をはじめる。
今回で言えば「恋愛小説は、売れる」とか「人は、恋愛をするもの」とか。
しかし、実社会では既に「恋愛小説は、売れない」であり、「人は、恋愛しない」が当たり前の世の中になってきている。
「もう前提は入れ替わってるんだ!」それを言いたい。
ルールチェンジしているのに、前のルールに則ったことを小説に書いても、ファンタジーにしかならない。
なぜねじれたのか、どうしてねじれたのか?
みんなが無意識に思っていること、それを知りたいし、伝えたい。
「アジテーションがひどい」って言われることもあるけれど、実際に読んでみて、共感してもらえたら幸せだなって思える。
結局、「みんなもそうでしょ?」って言いたいだけ。
(※僕が印象に残っている点を思い出しながら書いたので、本人の意図とは多少異なる点があると思います。)
「これからの暮らしを考える」は、既に入れ替わっている“前提”を改めて捉え直したいから。
この話を聞いて、ものすごく腑に落ちました。「あー、なるほどなあ」と。
それがなぜか、ここ数日ずっと考えていました。
そうしたら、ふと気が付いたんです。
「灯台もと暮らし」の「これからの暮らしを考えるウェブメディア」に込めた思いもまさにこれだったんだ、と。
僕らも、このメディアを通して、既に入れ替わっている“前提”を改めて問い直していきたい。
実社会のルールが既に変わりつつあるにもかかわらず、社会通念が更新されずに古びたままだからという理由で、自分の中で整理してしまった感情はありませんか?というふうに。
「僕らはネットを検索しても出てこないものを作らないといけない。そして今、ネットを検索しても出てこないのは、自分の中で飲み込んで整理してしまった感情だ。」そこに目をつけて「死・お金・恋愛」をテーマに三作の小説を書いてきた川村元気さんの目のつけどころ、本当にスゴいなと思う。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016年12月2日
だから僕たちは、実際に「新しい暮らし方」にチャレンジしている人たちに話を聞きに行く。
そして、自分たちの暮らしでも実践しながら、このメディアを通じて「みんなと一緒に考えるきっかけ」を発信していきたいと願っているんだと思います。
「灯台もと暮らし」の具体例
具体的には、「ジョブチェンジしちゃいけない」とか。
参照:【ジョブチェンジを学ぶ#0】3年以上同じ会社で働いたことがないふたり。編集長・伊佐とくいしんの転職話 | 灯台もと暮らし
「仕事をしながら、女性が一人で世界一周はできない」とか。
参照:なぜ社員を世界一周やフジロックに行かせるのか? | 隠居系男子
「生産性を高めるとは、本業の生産性を高めることである」とか。
参照:地域へ移住する人にも意識して欲しい「生産性」の話。 | 隠居系男子
最後に
皆さんも、自分の中で整理してしまった感情ありませんか?
社会通念の抑圧が強すぎて、飲み込んでしまった感情。
でも実態は既に変化しており、もうそんな社会通念を鵜呑みにして、黙って従っている場合じゃないのかもしれません。
そんなことを考えていたら、タイムラインに以下のような記事が流れてきました。
参照:「恋愛結婚が当たり前」だった時代の終焉と、これから – シロクマの屑籠
ここで書かれている内容もまた、「恋愛の先に、結婚がある」という既に変わってきている順接の話ですね。
まだまだ上手く言語化できないですが、なんだかまた一つ大切なことに気づけた気がしたので、今日書き残しておきました。
それでは今日はこのへんで。
ではではー!