どうも、栗原健(@kurit3)です
昨今、ボタニカルな高まりを感じたり、見たり聞いたりしますね。これってよくあることなんです。春から新緑の季節にかけての緑色は、誰から見ても爽やかですから、ボタニカルなネタが増える時期なのです。
小奇麗な部屋のインテリアグリーンとして、できる男の部屋には観葉植物がありますよね。BRUTUSに載ってそうな感じです。モンステラやガジュマルとかの亜熱帯風な奴らや、フィカス系でベンガレンシスとかウンベラータの、中〜大のサイズ感の鉢が置いてあるんです。
モンステラ_サトイモ科モンステラ属
切り込みが入った大きな葉が特徴のモンステラ。ハワイでは、その大きい穴や切れ目に、日光が差しこむ様子から「希望の光を導く」という言い伝えもあるそうです。伝統的な意匠のモチーフになったりしています。
そんなモンステラが、わたしの部屋にもあります。できる男になりたいですし
できる男の部屋にあるモンステラとキュベレイ。
3月下旬、寒さも緩みはじめ、日中の暖かさが春を感じさせるころ。乾かし気味にしていたモンステラにたっぷりと水をやり、日光浴をさせようとベランダに出しました。確実な春の陽気を、モンステラは葉で感じ取っています。機嫌が良さそうでした。わたしまで上機嫌になってくるから面白いものです。
そして上機嫌のうちに飲みに出かけ、上機嫌のまま翌朝帰ってきました。モンステラの鉢をベランダに置いたまま。
春の兆しが見えてきたとは言え、3月下旬にひと晩、野宿したわけですから、モンステラはぐったりとしていました。今でもあの映像を鮮明に思い出すことができます。「鮮明に」と言うけど何故かモノクロで、他人事にのように感じています。
ぐったりした全ての葉を切り取りました。この時は、泣いて馬謖を斬る諸葛亮孔明のイメージを自分に重ねました。涙は出てなかったけど、泣いていましたね。たぶん孔明もそうだったんじゃないかな。
あとは、モンステラの根っこが生きていることを期待し、養生してやります。基本的には「もうダメだろうな…」っていう気持ちでいました。そういう心構えでいないと、ホントにもうダメだったとき辛いから
約3ヶ月後…
養生のかいあって、ここまで復活しました。養生と言っても、してやれることは祈ることくらいで、モンステラの根がギリギリ生きていたのがラッキーでしたね。
植物と暮らすこと、ボタニカルライフはこういう地味で時間がかかることの繰り返しで、そんなにお洒落でもないし、上質でもないんです。ただ、咲いたり枯れたり死んだり生き返ったり、そういうシンプルで地味な感動を、すぐそばで見れるんです。
ボタニカルライフ、はじめるなら今ですよ。まったく
ではではー!