エブリデニムと一緒に進めてきた「真ん中デニム(仮)」企画。
参照:EVERY DENIMコラボ企画「真ん中」デニムをつくろう、始まります。 | 隠居系男子
この企画に参加してくださっているメンバーさんと一緒にライブ配信を行いました。
この配信時にメンバーさんが「このやり方が新しく感じられて、すごく楽しい!」と仰ってくださったんですよね。
それが僕はとっても嬉しくて。
じゃあ、一体何がそう思わせる要因なのか?
きっとそれは「これまで特権化されてきたものを楽しく民主化しているから」なのだろうなあと。
今日はそんな話を少しだけ。
今この時代の大きな潮流。
今の時代の大きな潮流として、「これまで特権化されてきたものを民主化していこう」という流れがあります。
わかりやすいのはメディアとSNSの関係性。
情報発信できるひとは一部の人間に限られて、まさに特権化されていました。
でも今は、誰もが自分のスマホから情報発信し、それがバズるとマスメディアでも敵わないほど、世界中に拡散していくという状況が起きました。
この民主化の流れは、SNSに限らず、食や住まいの世界でも、主にインターネットの力によって至るところで起きています。
特権化されていた「企画」や「デザイン」から携われる環境。
冒頭の「真ん中デニム(仮)」の話に戻ると、デニムのデザインや企画面など、製造部分に関することは、これまで特権化されてきたわけです。
具体的には、アパレルメーカーやブランドにしか許されないことで、消費者(エンドユーザー)は「何を選ぶか?」でしか自分の意思決定をすることができなかった。
でも今回の企画では、その特権化されていた「企画」や「デザイン」部分から消費者の皆さんに携わっていただくことができたわけです。
それがまさに「特権化されてきたものを楽しく民主化した」ということなのだろうなあと。
差別からの開放、固定観念から解き放たれる心地良さ。
じゃあ、なぜ民主化したときに楽しいと思うのか?
それはきっと、差別(呪い)からの開放がそこに生まれるからなのだろうなあと思います。
固定観念化されていたものから開放される心地良さ、とでも言いますか。
そのときに生まれる心象の変化が、一番ひとの心を動かす要素であり要因でもあるのだろうなあと思うのです。
みんなで建設的に話し合っていく場が必要。
もちろん、そのときには様々な軋轢も生まれてくるでしょう。
何でもかんでも民主化すればいいというわけではない。
建設的に話し合って緩やかに移行していかなければいけない場面もたくさんあります。
だからこそ「みんなでもっと良くしていくためにはどうすればいいのか?」をド真剣に考えていく場も必要になってくるのだと思います。
最後に
きっとこれからのメーカーやブランドは、その民主化のお手伝いをする、そんな役割へと徐々に変化していくのだろうなあと。
Wasei Salonでも、特権化されているものをみんなの力で民主化していくこと、そのお手伝いをできるようなプラットフォームでもありたいと思っています。
なぜなら、まさに僕にとって実現したいことが「自分の暮らしを見つめ直して、自分自身の“民主化したいこと”を発見すること」を応援することだからです。
そして、これこそが「これからの働くを考える」でもあるなあと漠然と思っています。
最後はかなり抽象的な話になってしまいましたが、いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても今日のお話が何かしらの参考になったら幸いです。