責任を取る人と、チャレンジする人。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

最近つくづく思う事があります。

リスクのある決断を下し、何があっても責任をとる人。そして、その期待を決して裏切らないようにアイディア豊かにチャレンジする人。この関係性が本当に大切だなと。今日はそんなお話です。

「果敢に行動することが明日を変える」~最後尾から最先端へ・海士町の挑戦~

海士町の挑戦 山内町長 信岡

先日、『TIP*Sマナビジカン「果敢に行動することが明日を変える」~最後尾から最先端へ・海士町の挑戦~』というイベントに行ってきました。

このイベントの様子は「灯台もと暮らし」でもレポート記事として更新されているので、ぜひ以下の記事を読んでみてください。

参照(画像引用元):島根県海士町の山内道雄町長、海士町交流特命大使の信岡良亮さんが登壇|TIP*Sマナビジカン主催のイベントが開催

ここで驚いたことは、行政と地方ベンチャーの信頼関係です。もっと言ってしまえば、山内町長と巡の環の信岡さんとの信頼関係がものすごく強固であること。互いに尊重し合っている様子がとても伝わってきました。

いわゆる地方行政というのは「あれはしちゃいけない、これはしちゃいけない、なぜならそんな前例がないからだ。」と何かにつけて文句を言ってきて、新しいことを始めようとした時に足かせになるというのが一般的です。

一方で地方ベンチャーは、そんな風に地方行政が協力的ではないことを理由に、自分たちが理想とする形に好き勝手進めていってしまう…。

結果として互いにいがみ合い、反発しあってしまうというのが、地方でよくあるタイプのいざこざです。

しかし、海士町は違いました。町役場の人たちの「好きなようにやってみればいい。責任は自分たちがとる。」その度量の大きさが凄まじい。そして、その期待を決して裏切ってはいけないと、巡の環の方々のチャレンジしていく姿勢も素晴らしいのです。

地域に限らず、組織やチームでも同じこと。

思い返してみれば、徳島県神山町も「やればええんちゃう」という似たような精神があり、同様の関係性が育まれています。今成功している日本の過疎地域は、どこもこの仕組で上手く回っている。

参照:【徳島県神山町】「枠組みのない町」を創る- グリーンバレー大南信也 – | 灯台もと暮らし

そして、これは地域に限らず、どんな組織やチームでもそうだと思います。このような関係性を組織内でつくり上げることができれば理想的。どちらか一方だけに優れた人が存在していても、思うような結果は訪れません。

リスクをとって決断を下し、なにがあったとしてもしっかりとその責任を負える人。そして、その人の期待を裏切らないように現場レベルでアイディア豊かにチャレンジすることができる人。

はじめから成功するとわかっていれば、誰だってその役割は担えます。しかし、成功するかどうかはわからない。その五分五分の中でも、互いに尊重し合ってその役割を担えること。

この両者の決意や決心が揃うことによって、初めて新しい取り組みというのは成功するのだと思います。

実際に成功すれば、その経験が両者の関係性の上に一つ一つ積み重なっていきます。その積み重ねが、ちょっとやそっとでは崩れることのない強固な信頼関係に繋がっていくということなのでしょう。

最後に

1から10まで自分一人で全てをこなすことができる人がすごいと思われがちです。そして僕らは、そんな理想的な人間を目指そうとしてしまいます。

しかし実際は適材適所なんです。得意なことを得意な人たちがやればいい。両者に求められる適正能力も全く違うものなのですから。そんな風に互いに協力しあうことで、成功するモデルを共に探っていけばいいのだと思います。

僕は、このイベントから権限を持つ者の役割と姿勢みたいなものを学ばせてもらえたような気がします。

参照:島根県海士町の山内道雄町長、海士町交流特命大使の信岡良亮さんが登壇|TIP*Sマナビジカン主催のイベントが開催 | 灯台もと暮らし

皆さんも、今自分が置かれている状況に置き換えて考えてみてください。今日書いた内容がそんなことを考えるきっかけになれば幸いです。

それでは今日はこのへんで!

ではではー。

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