どうも鳥井(@hirofumi21)です。
最近立て続けにテレビカメラが入る現場に取材に行ってるのですが、そこでちょっと気になるのがテレビカメラマンさんたちのドヤ的な態度です。
今日はそのことについて少し書いてみようかなと。
「自分たちが優先だ」という立ち振る舞い
会場に遅れて入ってきて、バタバタと準備をし始める…。先に入っている取材陣の前にドーンと三脚をセットする…。
いや、もちろんテレビのほうが拡散力が大きいですし、良いアングルで撮ってお茶の間に届けて欲しいので、目の前に三脚を設置する分には全然構いません。しかしその際に、他の取材陣に対して何か一言「失礼します」的な言葉や態度が添えられていてもいいのではないかなと。
完全に自分たちの方が優先だと考えており、後ろにいる人間なんか目に入っていないかのような立ち振る舞いです。
その割に、同業他社のカメラマンさん同士では互いに下手に出ながら牽制し合う…。アシスタントの子たちも上司と部下の関係になっていて、カメラマンさんに対してはめちゃくちゃ気を使っているのに、他の取材陣に対しては完全無視という状態です。
カメラにガッツリとその局の名前が入っているので、どこの局の人たちかわかるのですが「あー、しっかりとしてそうなこの局でさえもそうなのか…。」と思ってしまう感じです。
全体に気配りをしていた、フリーランスらしき女性
昔はこれでよかったのかもしれません。メディアといえば、それすなわち「テレビ」だったから。でも今は結構冷静に引いて見てしまいます。
一方で、同じ会場でフリーランスと思われる30代前半ぐらいの女性カメラマンの方がいました。彼女はものすごく丁寧な対応を心がけていたのです。
自分の背後で撮影しようとしている人がいないか毎回必ず確認し、常に全体に気を配って撮影していました。
あれだけ全体に気を配れる方であれば、まず間違いなく仕事ができる人だろうし、きっと写真も素晴らしい仕上がりなのだろうなと、作品を見なくても伝わってくる感じでした。
最後に
各メディアの影響力がドンドン横ならびなってきている現在。(※拡散力じゃなくてて影響力)
企画運営側の意図として、広く周知させるよりも「深く想いを伝えたい」という時には、あえてTV局を呼ばないっていう選択肢もこれからドンドン増えていきそうです。
たとえば佐々木俊尚さんがつぶやいていた以下の様なお披露目パーティーもそれに近い印象だと思います。
そうそう、こういうの楽しくない>『ひと昔前だったらこういうイベントは、広告代理店やマスコミ、流通のえらい人などを呼び、会場にはスーツ姿の方々が名刺を出して「どうもどうも的」な風景があった』/色褪せない千年陶画とファーストプライオリティ http://t.co/LN2mzxrRSj
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2014, 12月 16
僕らのような個人ブロガーや新興ウェブメディアは、上記のフリーランスのような女性の態度を真似しつつ、「深く想いを伝えたい・場の雰囲気を大切にしたい」と思った時に呼んでもらえるような媒体になっていかないといけないなぁと強く思った次第です。
それでは今日はこのへんで。
ではではー!