どうも鳥井(@hirofumi21)です。
先日以下のようなつぶやきをしました。
そういえば、ベイマックスのヒロの家があるところって、あれ完全に函館を舞台にしているよね?ググっても出てこないけれど、きっとそうに違いないと思ってる。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2015, 1月 31
「ベイマックス 函館」でググっても全く情報が出てこないので、このブログに書こうと思っていたところ、著名ブロガーでまとめ職人でもあるnarumiさんが数日前にNAVERまとめでまとめてくれていました。
ベイマックスの舞台は函館!? あの坂道、路面電車…かなり似ている – NAVER まとめ
もう特に言うこともないのですが、少しだけ地元民目線のお話を補足として書いておこうかなと。
全画像引用元:『ベイマックス』本予告編 ディズニー公式YouTubeチャンネル
ハリストス正教会と旧函館区公会堂をモデルにしてる?
多くの訪日外国人が必ずチェックしているであろう、トリップアドバイザーには函館山の夜景に1,000件近い口コミが書かれていて大人気のスポットとなっているようです。
その函館山のふもとであるこの周辺は、間違いなくロケハンに行っている可能性大でしょう。
画面中央の建物がヒロの家で、ハリストス正教会の作りに、旧函館区公会堂の色みを合わせているように思えます。路面電車のダランとした電線も函館の雰囲気そのままという感じ。
極めつけは、画面左側にある「KIKUCHI」という看板。これは函館名物のラッキーピエロというご当地ハンバーガー屋さんの看板や表記にそっくりなんです。
「KIKUCHI」というのは、函館空港近くに「きくち」という有名なソフトクリーム屋さんがあるので、ついついそのお店との組み合わせなのかなと勘ぐってしまいます。
ジブリの思想哲学を引き継ぐ、ジョン・ラセターさん
さて、今日の本題ここまででもう終了したのですが、そういえばベイマックスを観て思ったことをまだこのブログに書いていなかったので、そんなお話も少しだけ書いておこうかなと。
以前、以下のような記事を書きました。
参照:スタジオジブリが企業として継承できなかったことの何がいけないのだろう? | 隠居系男子
「ジョン・ラセターさんもジブリに多大なる影響を受けている」とこの時はサラッと書いたのですが、ジブリ汗まみれで放送された「ジョン・ラセターが語るクールジャパン」という回でジョン・ラセターさん本人の口から、「どれだけ自分がスタジオジブリ、そして宮﨑駿さんに影響されているのか」ということが語られていたのでこちらも合わせてご紹介しておきます。
音声を聴いてもらえれば、本当にその影響されっぷりが伝わってくると思います。もちろん、今回の「ベイマックス」にもジョン・ラセターさんは関わっていて、製作総指揮という立場です。
ベイマックスで日本を舞台にしたことについても言及していたりと、本当に日本が好きなことも伝わってきます。音声の中で特にグッとくるのは、以下のセリフ。
天空の城ラピュタでも、フィルムメーカーとしてあの映画を何度も何度も観て、バグズ・ライフで影響を受けていますし、ピクサーとかディズニーでストーリーが行き詰まったとき、常に宮﨑駿さんの作品をみて、インスピレーションを受けます。本当にすごいと思います。日本は深く私に影響を与えています。
こうやって、ジブリの思想や哲学がしっかりとディズニー作品の中にも引き継がれている。一企業、一国民性という概念を超越して、世界中の子供達へ向けてアニメーションがつくられていく。
エンターテイメントの目指す先が、正にこの関係性にあるのではないかと僕は思います。
最後に
ぜひジブリ好きの皆さんも「ジブリ汗まみれ」を聴いた後に、映画「ベイマックス」を観に行ってみてください。
その後さらに余裕があれば、スタジオジブリから出されている「ラセターさん、ありがとう」というドキュメンタリー作品をみてもらえれば完璧です。
「灯台もと暮らし」もインターネット上でコンテンツを作る端くれとして、スタジオジブリの精神を少しでも受け継いでいけたら嬉しいです。
それでは今日はこのへんで。
ではではー!