おもしろい“ごろつき”が溜まる場所から、新しい文化は生まれてくる。

昨日こんなツイートをしてみました。


個人の「好き嫌い」の発露と、正しくないものを受け入れていく過程。

大切なことなので何度も繰り返しますが、本当に残念なことに、誠実で真面目な人間だけが集まったところで、おもしろい文化は生まれてこないんです。

無味無臭の工業製品的なサービスは生まれてくると思いますが、やっぱり匂いや手触り感のあるカルチャーは生まれてこない。

なぜなんでしょうね。やっぱり「好き嫌い」の発露が重要で、正しくないものを受け入れていく過程にこそ、愛が生まれてくるからなのでしょうか。

良し悪しは「文明」好き嫌いは「文化」 | 隠居系男子

「そこに愛はあるのかい?」 | 隠居系男子

最後に

そういえば先日聴いたラジオで、是枝監督がインタビューを受けていて、「『万引き家族』のリリー・フランキーさんの役は、彼自身はまったく成長していないけれど、彼と関わる人それぞれが成長していくための“媒介”となっているんだ。」というような趣旨の発言をしていました。

今日のお話にも少しつながる気がしたので、最後に書き加えておきます。

参照:【音声配信】「観た時に問われるのは自分自身~映画『万引き家族』でカンヌ最高賞を受賞!是枝裕和監督と荻上チキが語り合う!(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」2018年6月11日放送分)

なにはともあれ、こんな時代だからこそ、他者から愛される“ごろつき”を排除しない、そんな居場所や空間を誠心誠意つくっていきたいです。

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