どうも鳥井(@hirofumi21)です。
これからの消費スタイルは、大量生産・大量消費ではなくて、必要な物を必要な分だけ生産し、個人にカスタマイズされたものを消費していくという形になっていくのは間違いないと思います。
食品のようにすぐに消費されてしまうものや消耗品以外は、オーダー制になっていき、それを後押しするのが3Dプリンタのような機能であるというのは、ここ最近よく語られている話です。
そうすると、これからのセレクトショップでセレクトされるのは、商品ではなく人になるのではなかろうかと。
今日はそんな話について少し書いてみようかと思います。
消費者と生産者を繋げる役割。
最近、ポップアップショップとかショップインショップとかに直接デザイナーさんがやってくる的な催し物が増えてきました。まさにあんな感じに近いのかもしれません。
そこでオーダーを受けて作成するというようなやり方。
商品を売るという行為が、なにか商品であるものをを仕入れてきて、それを店頭に並べて売るという形ではなくなり、消費者と生産者を繋げてあげる、それがセレクトショップの役割になっていきそうです。
生産者と消費者の関係性が対等になってくる。
でもこのように考えてくると、セレクトショップに選ばれるのは作り手さん(生産者)だけではなく、買い手(消費者)の方も選ばれるようになってくるのかもしれないなと。
昨日書いたおにぎりの話にも近いですが、自分のためにおにぎりを作ってあげようと思ってもらえるかどうか。好きな人でもないのに、わざわざおにぎりを作ってあげようとは誰も思わないでしょう。(お寿司だったら好きでもない人のために握るかもしれないけれど…)
参照:「おにぎりにする時代」とはどういう意味なのか考えてみた。 | 隠居系男子
小商いの人たちが増えてきて、事業を拡大してグローバルビジネスを目指すのではなく、「本当に理解し大切にしてくれる人のために、本当に良いものを作りたい」そんな風に考える作り手さんたちが増えてきている昨今、作り手から選ばれる人間にならないと、良いモノを手に入れられなくなってくるのかもしれません。
参照:地方で情報発信をしていない人たちには2種類いる。イケてる人の口コミの重要性。 | 隠居系男子
少なくとも、今のように「消費者=王様」でなくなることは間違いない。生産者と消費者の関係性がドンドン対等になっていくことは間違いないはずです。
本当に良い商品を手にできるのは、生産者側にとっても心地よいお客さんで、作り手から好かれない消費者は、グローバルブランドの既成品しか選ぶものがなくなってしまうという時代になってくるのかもしれませんね。
最後に
作り手も買い手もセレクトし、人と人とを繋げていく。それがこれからのセレクトショップが担う役割になっていきそうだなと。まさに、両者が出会うための場作りです。
そうすると、自分たちのようなメディア運営をしている者にも、チャンスは巡ってくるのかもしれないなと。メディアの役割も場作りであり、人と人とを繋ぐこと。
いま徐々にメディアコマースという言葉が注目され始めていますが、メディアコマースの次の流れは、こういう流れにシフトしてくるのかもしれません。そんなことを漠然と考える、今日このごろです。
それでは今日はこのへんで!
ではではー!