「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」のその先へ。

先週末、鳥取県で「鳥取メディア研究部」と「VALU勉強会」が開催されて、イケダハヤトさんと2日間ご一緒して、めちゃくちゃ刺激的な2日間を過ごすことができました。

この2日間で得られた学びは本当にたくさんあって、これからジワジワと自分の中で整理がついていくはず。

今日は、参加者のみなさんの反応を観て思ったことを、新鮮なうちに少しだけ書き残しておこうかなと思います。

「自分たちの地域の魅力を、自分たちの手で伝えていく。」の本当の意味。

「鳥取メディア研究部」でも「VALU勉強会」でも、イベント終了後に来場者の方々の目がとってもキラキラしていました。

特に、「鳥取メディア研究部」終了後に、現地のローカルメディアを運営する「鳥取マガジン」のとまるさんと、「とっとりずむ」のさっけーさんがワクワクしていた様子は、純粋にすごく嬉しかった!

参照:イケダハヤトからメディア・ブログ運営のマネタイズ方法を学ぶ【鳥取メディア研究部】 | とっとりずむ

で、ここでふと思い出したのが「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」という言葉です。

今回の鳥取メディア研究部の企画趣旨は、「自分たちの地域の魅力を、自分たちの手で伝えていく」。だから、この言葉をすごく意識したんです。

参照:5ヶ月連続企画「鳥取メディア研究部 〜ぼくらが伝える、鳥取」が始まります。 | 隠居系男子

今回の魚とは、テレビや新聞、大手ウェブメディアの取材やインフルエンサーの招致でしょう。

それで地域の注目度は一瞬高まるかもしれないけれど、継続はしない…。

だとしたら、どうやったら自分たちの土地の魅力を、自分たちの手で情報発信して届けることができるのか?

その「魚の釣り方」の方が重要だと思い、地元の方々の情報発信力を強化していくという目的で、地域の方々を対象とした毎月の連続講座形式にしようと思い立ちました。

「魚を釣る時のワクワク」と「魚釣りが大好きな人たちのコミュニティ」をつくり出す。

ただ、実際に「鳥取メディア研究部」の全5回中の4回目を終えてみてわかったことがあります。

「魚の釣り方」も違うなと。厳密に言えば、「魚の釣り方」だけでは意味がないということ。

なぜなら、今の時代、魚の釣り方なんてウェブ上に無料でたくさん転がっているんです。

だからこそ、調べる意欲がある人は、誰かから教えられたわけでもないのに、成功しているわけで…。

じゃあ、いま地域には何が足りないのかと言えば、それはきっと「魚を釣る時のワクワク」です。

これは、ネット上だけではアジテーションしきれない。やっぱりリアルの空間の方が圧倒的にワクワク感が生まれやすいですし、共有しやすいんです。

もちろん、ワクワクだけを提供しようと思って、著名人が1度だけその土地にやってきて伝えたとしても、自己啓発セミナーみたいなカンフル剤にしかならない…。

だからこそ、僕らが提供するべきは「魚の釣り方」と、その「魚を釣る時のワクワク」を同時に提供することなんじゃないのかなと。

そして、そのワクワクをしっかりと継続することができるように、魚釣りが大好きな人たちのコミュニティをつくりだすこと。

現地の方々のコミュニティしかり、既にネット上に存在する同志のコミュニティに接続することしかりです。

それが僕らのような人間の本当の役割なのではないかと思いました。

最後に

さて、これまでの鳥取メディア研究部の様子は、「灯台もと暮らし」で公開されています。

【鳥取メディア研究部】情報発信の素人が今すぐ「独自性」を身につける方法|イベントレポ | 灯台もと暮らし

【鳥取メディア研究部】SNSの全トラフィックの7割が写真起点!?「箱庭」編集部が教えるSNS活用術 | 灯台もと暮らし

【鳥取メディア研究部】ツイッターでエゴサーチ?ことりっぷの平山さんが鳥取の個人メディア「とっとりずむ」とつながったときにやったこと | 灯台もと暮らし

今回の第4回目の様子も、近々公開される予定です。

そして、最終回となる次回は「ジモコロ」編集長の柿次郎さん。

ワクワクを伝えることがとっても上手な方なので、今回の企画の締めにふさわしい方です。

いまから僕らも楽しみです!

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