「灯台もと暮らし」は足を使って検索上位を取りにいくバカなメディアです。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

以前、「灯台もと暮らし」で徳島県神山町の特集をしました。おかげさまで「神山町」で検索すると上位に表示されるようになりました。

参照:【徳島県神山町】メディアの神山町が全てじゃない―移住者と地元民の間の私― | 灯台もと暮らし

暮らしている人の顔が見たいから【徳島県神山町】特集、始めます。 | 灯台もと暮らし

多少のSEO知識を持った上で現地へ取材へ行き、その町の特集企画を行っていけば、検索上位に食い込むことができる。そして僕たちはこれからも自分たちの足を使ってこの特集企画をやり続けていく。今日はそんな話を書いてみようかなと思います。

大きなバズではなく、特定の個人に刺さる「置き手紙」。

その土地の名前で検索上位に表示されるようになれば、その土地について検索する人たちには必ず「灯台もと暮らし」を読んでもらうことができます。

どれだけ影響力のある紙媒体が同様のことをやってもこれは不可能です。紙だからウェブ上で検索しても引っ掛かってきませんからね。もちろん電子書籍化されていたとしても、本文は検索対象にならないので効果はありません。

でもウェブメディアであれば、それが可能なんです。

現に「徳島県神山町」について最近調べたことがあるという人たちには、かなり高い確率で「あの記事読みましたよ!」って言ってもらえるようになりました。

僕たちのようなPV至上主義じゃないメディアは、大きなバズではなく、こういった個人に刺さる「置き手紙」をウェブ上に何個残していけるのか、そこに重きをおくべきだと考えています。

バイラルメディアのように、狙っている魚以外にもタコやイカなど同時に釣り上げてしまう定置網漁的な手法じゃなくて、一本釣りのような感覚です。

奈良県天川村の「天河大弁財天社」で検索上位になった経験から。

この効果に初めて気がついたのは、このブログで以前書いた「天河大弁財天社」の記事がきっかけです。

参照:天河大弁財天社(別名 天河神社)そこは「何か」が居る場所。 | 隠居系男子

この記事も「天河大弁財天社」で検索するとここ1年ぐらいずっと上位に表示されています。

内容が内容なだけに、読む人をかなり選ぶ記事ではありますが、この記事を入り口にこのブログを読み始めてくれた人はかなり多いです。

これがウェブメディアなら、村全体を特集企画として取り上げて「奈良県天川村」というキーワードでとっていける。

そして、このブログや自身のTwitterで何度も繰り返し言っていますが、日本の地方にはこういった場所がすごく多いんですよ、実は。

「徳島県神山町」や「奈良県天川村」で検索をかける人たちがどんな人達であるか。間違いなく一般的な人たちではありません。それぞれかなり偏りのある人達です。

そんな偏りのある人達にしっかりと届くような記事を作ること、彼らに読んで納得してもらえるような記事にしていくことが、何よりも大切だと思っています。

最後に

特集で地方を取り上げるというのは、そういった意味合いもあるのだということを今回書いてみました。

いわゆるリスティング広告の教科書に書いてあるようなお話と同じだと思います。しかし、リスティング広告なんて使わなくても、ウェブメディアなら1回の特集企画で同じ効果があげられるのだということ。

むしろ、リスティング広告やFacebookの広告に多額のお金をつぎ込むのであれば、僕たちは同額のお金を使って自分たちが現地へ足を運び、実際に現地の人々と交流しながら取材してしっかりと特集企画をつくっていきたいです。

めちゃくちゃ泥臭いやり方ですし、僕が知るかぎりこんな風に足を使って検索上位を狙いにいっているメディアなんてありません。しかし、今はこれが直感的に正しいやり方だと僕たちは考えているので、これからも引き続きこの手法を続けていこうと思います。

「なんか変なことやってるメディアだなぁ。」って思ってもらえると最高に嬉しいです。

なぜこのような思考に辿り着いたのか、それが気になるという方はぜひ以下の記事と電子書籍を読んでもらえると何かしら理解してもらえるかもしれません。

「暮らしを見つめ直すきっかけをそっと置いて、小さな循環を生んでいきたい」—「灯台もと暮らし」編集長・佐野知美さんインタビュー  | デジタル・エディターズ・ノート | 現代ビジネス [講談社]

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

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