天河大弁財天社(別名 天河神社)そこは「何か」が居る場所。

天河大弁財天社

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

昨日から、天川村に来ています。

この村は、完全に想像を上回っていました。まだ天川川合という村の入口から、天河大弁財天社の方しか見ていません。みたらい渓谷も、洞川温泉もまだです。しかし、それでも断言できます。この村は本当に素晴らしい。今日は、昨日訪れた天河大弁財天社と、天ノ川について、書き残しておこうと思います。

天河大弁財天社までの道のり

まずは天川村までの状況をカンタンに。

天川村まで

昨日は、10時過ぎ頃に大和西大寺駅を出発し、まずは電車で下市口駅まで。

電車に乗る前までは晴れていたのに、飛鳥を超えた辺りからドンドンと雲行きが怪しくなってきて雨が降り始めました。

下市口から更にバスで1時間ぐらいの場所に天川村はあるのですが、その間もずっと雨。

これはちょっとマズいかなーと思っていると、嘘みたいにドンドン晴れ間が広がってきて、僕が天川川合でバスを降りた時には丁度綺麗に晴れ上がっていました。

この時に気付くべきだったのかもしれません。「何か」の力によってそうなっていたのかもしれないことを…。

天川村から

泊まる予定の民宿を目指し、川沿いを30分ぐらい下ります。川沿いの山々が赤く色づき始めていて、本当にキレイでした。

昨日、依水園の記事にも書いたように、人の手によって手入れされている日本庭園も本当に美しいのですが、ほとんど人の手が入っていない大自然の中の川の景色も最高に素晴らしいです。

「北海道にも大自然はあるでしょ?」って、これを読んで下さっている方は思っているかもしれませんし、昨日民宿の方にもツッコまれましたが、北海道の山々とこの西の方の山々は全く違います。

厳密に言えば、柿の木が咲いているだとか、そもそも樹木が全く違うんだとか色々とありますが、そうゆう話じゃない。

西の山は、なんとも日本的なんです。日本の昔話に出てきそうな佇まいをしていますし、昔の人がここに神が宿っていると考えたのもわかるなと。そんな雰囲気をバンバン漂わせているんですよね。

今まで、日本の歴史の源流というのは、京都や奈良にある伝統ある由緒正しき神社仏閣だと思っていましたが、それは完全に勘違いでした。

この山や川です。

古くから変わらずここに存在し人々に崇め奉られてきた、この山や川だったんです、日本の源流は。

そんなことに気がつけて、本当に来てよかったなとおもいつつ、予約していた民宿に到着。

天河大弁財天社を訪れて

民宿に荷物を置いて、すぐに天河大弁財天社へ向かいました。天川村に来たら必ず行っておきたかった場所です。

結果、行って本当に良かったです。

ただ、この部分をメインに書くべきだとわかっていても全く筆が進みません。

昨日、あの場所には間違いなく「何か」が居ました。鳥居をくぐって一歩足を踏み込んだ瞬間、“こわい”と思ってしまったんです。

神社でこんな感覚に襲われたのは、生まれて初めてです。

「こわい」っていうのは、言葉の使い方が間違っているのかもしれません。そこに恐怖心のようなものは全くなく、でもどんな感覚に一番近いのかと考えれば、やっぱり「こわい」がそれにあたります。

人はこれを神様と呼ぶのかもしれません。でもあまりにも無知すぎて、自分にはそれが神様なのかどうかも判断できませんでした。

でも少なくとも、晴れ間が広がり、陽の光があの空間に射し込んでいる中、僕が訪れていたあの瞬間だけは、間違いなく「何か」が居たと思います。これは断言できます。

最後に

ほんとうに不思議な体験をしました。

天河神社を出た後は、川岸まで降りて岩の上に座り、ただ呆然と川を眺めていることしか出来ませんでした。

一番近い表現って何かなーって色々と考えてみたんですが、たぶん『もののけ姫』です。 『もののけ姫』の中で、アシタカが森の中でおことぬし様と出会うシーン。たぶん感覚的には一番あれに近かった。

きっと宮崎駿さんはこの感覚を描きたかったんだろうなって、なんとなくそんな風に思いました。いや、ご本人から言わせると「そんなんじゃねぇーよ!」って怒られてしまうかもしれませんが…笑

さて、今日はこれからみたらい渓谷を通って洞川温泉へ向かいます!

今日も都会じゃ絶対に味わえない感覚に出会えるようにと祈りつつ、旅をしてきたいと思います。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

鳥井弘文

<追記>
今回天川村を旅して書いた記事は以下です。

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