どうも鳥井です。
毎回、手前みそで申し訳ないのですが、灯台もと暮らしの記事「自己中だった私が「この子のためなら死ねる」と思えた日|イラストレーター 横峰沙弥香【子育てと仕事を学ぶ#4】」が本日公開されました。
イラストレーターの横峰沙弥香さんに、もとくら編集部・立花が取材した記事です。
題名にピンときた方にはぜひ読んでみて欲しいです。
もとくら編集部・立花の「ぼくらの学び」。
本記事のリード文にはこのように書かれています。
『灯台もと暮らし』編集部のひとりである私は、未婚で子どももいません。ですが、いつか妊娠・出産を経たら、子どもをたすきがけして働きたいという思いがあります。
そこで、編集部自身のこれからの暮らしを考える企画【ぼくらの学び】のなかで、家計のためだけではなく意思を持って仕事をしているお母さんたちに、どうすれば「子どもをたすきがけしながら働けるのか」、生の声をうかがいます。
「母親になりたいという気持ちを持ったことはありましたか。」
個人的に心打たれたやりとりが以下です。少し長いですが、本記事から引用しておきます。
── 母親になりたいという気持ちを持ったことはありましたか。
横峰 いえ、結婚願望もありませんでした。なんせ自分大好きなんで(笑)。仕事がうまくいけば一生一人でもいい、くらいでした。
── 母親になったことで、物理的な自由や個人プレイができる機会は減ってしまったかと思いますが、その変化に対するストレスとか葛藤はなかったのでしょうか。
横峰 母親になった以上、個人プレイは二度とできないんじゃないかなって思いますね。それでも私が子育てに対して、自然と馴染めたのは、私が昔、個人プレイを楽しみ尽くしたからだと思うんです。
レポーターの仕事もそうですし、両親の反対を押し切って上京してきた時もそうですし、本当に好き放題して生きてきたんですが、子どもが生まれた瞬間、宝物を手に入れた気持ちになったんですよね。自分よりも大事にしたい存在ができたっていうのが正直自分でも驚きでしたし、本当に違う生き物に生まれ変わったような気持ちになりました。ある意味、子育てに幻想を持っていなかったから、よかったのかもしれません。
だから、出産する前のような個人プレイはできないですし、以前できたことができなくなるような不便はあっても、今の私にとっては息子を大切にすることが、自分を大切にすることにつながるような気がします。
── 個人プレイを楽しみ尽くせたからこそ、また新しい楽しさを見つけた感じなのですね。
横峰 そうですね。以前私の母が「私はあなたたちのためなら死ねるよ」って、言ったことがあったんです。あまりにも簡単そうに言うから、あまり信じられなかったんですけれど、今では母の気持ちが分かるかな。その感覚を味あわせてくれただけでも、息子はもう十分親孝行してくれていると思います。
引用元:自己中だった私が「この子のためなら死ねる」と思えた日|イラストレーター 横峰沙弥香【子育てと仕事を学ぶ#4】 | 灯台もと暮らし
最後に
先日「ウェブメディアは研究成果を発表する場に。」という記事を書きましたが、これもまさに「研究」の過程であり、そのための調査段階なのかもしれません。
最近のウェブメディアの潮流は、「キュレーション」から「調査報道」型にシフトしつつある。
だからこそ、多くのプレイヤーがここに参入してきた時に、次に大切になってくるのは「当事者意識」と「研究」なのだと、僕は思います。
そのためにも「ぼくらの学び」のような企画が、今から非常に大切になってくるのかなと。
これからも各編集者ごとの個性溢れる「学び」を、ぜひ楽しみにしていてください。
参照:これからの暮らしを考えるために【ぼくらの学び】特集、はじめます。 | 灯台もと暮らし
それでは今日はこのへんで。
ではではー!