昨日、コルク・佐渡島庸平さんの記事を読みまして。
とても共感してしまって、すぐにシェアしてしまいました。
めちゃくちゃ同意。「個別対応は、売れていない人が必死にやることでかっこ悪いという価値観」は完全にマスメディア的だし、昭和的な発想。センスのいいミレニアム世代はみんな丁寧に、1対1をn回繰り返している。:価値観が回帰する | note https://t.co/Ulwp9rI7ep
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2017年8月30日
特に下記の部分は、本当にそのとおりだなと思います。
インターネットにより誰もがメディアを持てるようになった。それにも関わらず、多くの人のなかにある「かっこいい」は、依然マスメディアでの振る舞い方だ。マスメディアの振る舞い方とは、目の前には人はいなくて、遠くにいるたくさんのnに向かって同時にコミュニケーションをとる。個別対応は大変すぎるから応じない。個別対応は、売れていない人が必死にやることでかっこ悪いという価値観だ。
僕にもその癖がついていた。インターネットの時代になってやれるようになってきたのに、昔のかっこ悪いという意識が、そのことに気付くのを邪魔していた。
きっかけをくれたのは、キングコングの西野さんが雑談でふと漏らした言葉だ。「ネットは、1対nを可能にしたんじゃなくて、1対1をn回繰り返せるようにしたんですよね」
丁寧な1対1をn回繰り返しながら成功しているミレニアル世代。
この文章を読み終えて、僕が一番最初に思い浮かべたのはやっぱりEVERY DENIMのおふたり。
彼らも、丁寧な1対1をn回繰り返しながら成功しているミレニアル世代。
参照:【EVERY DENIM×灯台もと暮らし】僕らの理想のデニム 「Brilliant」ができました。インターネット時代のものづくりとは? | 灯台もと暮らし
じゃあ、なぜ彼らはマスメディア的な1対nではなく、1対1をn回繰り返すことに重きを置いているのでしょうか?
それは彼らミレニアル世代にとって、カッコよさの定義が変わってきているからなんだと思います。
ビジネスの規模感よりも、自分たちの納得感の方が大切。
価値観を共有できている人たちにどれだけちゃんと届けられているか、そんな人達といかにしっかりと繋がることができるのか、それがカッコよさの基準になってきていて、そこに主眼を置いて活動しているからなのでしょう。
少なくとも僕にはそう見えます。
参照:作り手と受け手が1対1で向き合う中で、自分たちが思い描く小さな理想の現実を作り出していく。 | 隠居系男子
最後に
最近は「認知」と「人気」の議論が盛んになってきましたよね。
それに伴い、1対1のコミュニケーションがめちゃくちゃ重要になってきたなと実感しています。
VALUやpolcaなんかもまさにそう。健全な買い注文や支援が集まっている人たちというのはみんな、丁寧な1対1をn回繰り返してきた人たちです。
逆に言うと、ウェブ上でどれだけ拡散を頑張ってみてもなかなかコンバージョンしないものが、1対1で丁寧にコミュニケーションをとることで驚くほど素直にコンバージョンしたりもする。(ウェブ・リアル問わず、です。)
時代の変化をうまく捉えつつ「いかに泥臭くコミュニケーションをとっていくことができるのか」そんなことがとても重要になってきているんだと思います。
いつもこのブログを読んでくださっている方々の何かしらの参考になれば幸いです。
追伸:本日19時半より、EVERY DENIMのおふたりとイベントを開催します。当日参加も可能なので気になる方はぜひお越しください!
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