視点を共有して、その視点を一緒に醸成させる時間を確保することが大切。

何度もこのブログで書いてきた、視点を共有することの大切さ。

参照:今、目線を与えてくれる人がおもしろい。 | 隠居系男子

昨日、河野さんとお話している中でも、この話題で盛り上がりました。

そして最近は、さらに一歩進んで「その視点を一緒に醸成させる時間」が大切だよなあと思うようになりました。

言い換えると「妄想を共有するための時間」が大切になってきているのではないか、という仮説です。

今日はそんなお話を少しだけ書いてみようかなと。

「コレを手にした時、どんな未来が待っているのか?」

最近、都内の高級車売り場にカフェスペースが併設されている事例が増えてきましたよね。

あれはたぶん、妄想を膨らませるための場所なんだと思うんです。

「コレを手にした時、どんな未来が待っているのか?」そんなワクワク感を醸成するための時間をしっかりと確保してもらうため。

本来は、カタログを持ち帰って家でもできることなんですが、これだけコンテンツが溢れ返っている今、細切れの時間の奪い合いの中で、重大な決断というのはなかなか後回しされやすいですよね…。

だったら、売り場の横の空間でゆっくりとじっくりと妄想してもらう。

なんだったら、販売員の役割は詳しいスペックの説明なんかじゃなくて、その妄想を醸成させるためのお手伝いなのかもしれません。(詳しいスペックは、ググってもらってスペック表を見てもらったほうがはやいから。)

どんな未来を共有することができるのか、そのワクワク感に人は魅了される。

「コレは、自分にどんな未来を見せてくれるのだろうか?」そこに対する期待で、人はコンバージョンするんだと思います。

先日の、SUSONOユースのイベントでも「DRESS CODE.」の平岡さんが「この洋服を来て街を歩いている自分が想像できて、それが心地よかったら購入する」という趣旨の発言をされていて、なるほどなあと思いました。

きっと、ひとでも同じこと。このひとと共に歩んだときに、どんな未来を共有することができるのか、そのワクワク感に人は魅了されるんだと思います。

最後に

だからこそ、いま僕らに必要なのは、ゆっくりと語り合いながら、未来を共に妄想するための時間(空間)なんじゃないのかなと。

うちの会社で毎シーズン行ってきている合宿も、なぜか直感的に大事だと思って定期的に開催してきたのですが、きっとこの妄想を一緒に醸成させて、その世界観を共有するための時間だったんだと思います。

参照:2017年の秋合宿を終えました。 | 隠居系男子

そんなことを漠然と考える今日このごろ。

いつもこのブログを読んでくださっている方々に何かしらの参考になれば幸いです。

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