共感の時代における「toV」コンテンツの重要性。

先日ふと思ったのですが、これからのメディアにおいて重要になってくるのは「toC」のコンテンツでもなく、「toB」のコンテンツでもなく、「toV」のコンテンツなのかもしれないなと。

ちなみに「toV」は、いま僕が勝手につくった造語であり「to Vibes(バイブス)」の略です。

今日はそんなお話を少しだけ書いてみようかなと。

仲間集めに必要なのが、「toV」コンテンツ。

メディアって大抵、誰かの「やりたい」からスタートするものです。

「これが良いよね!あれが素敵だよね!」っていうノリや雰囲気など、誰かの純粋なバイブス(V)から生まれてきます。

そのバイブスが徐々に伝播し、多くの人々から受け入れられるようになってくると、そこに読者さん(C)と、広告主のようなお客さん(B)が生まれてきて、一端のメディアとして成立するようになります。

そうすると、最初はtoVから生まれたメディアであっても、その両者の目を気にして、徐々にtoVのコンテンツが減っていってしまうんです…。

読者さん向けの記事をつくったり、お客さん向けの記事をつくったりしたほうが、数字(閲覧数や売上)は純粋に増えていきますからね、当然と言えば当然です。

一方で、toVのコンテンツをつくってみたところで、何か数字的に判断できる要素が増えていくわけではありません。

でも、これからが「共感」の時代だとすれば、本当に大事なのは読者さんでもなくお客さんでもなく、共犯者であり、仲間(V)です。

そのために必要なコンテンツこそが、toVのコンテンツだと僕は思うのです。

そこで初めて文化が生まれてくる。

参照:おもしろい“ごろつき”が溜まる場所から、新しい文化は生まれてくる。 | 隠居系男子

だからこそ、たとえビジネス的に成功しているとしても、toVのコンテンツを減らしてしまうことは、それ即ちメディアとしては既に衰退している状態にあると、僕は思うのです。

そして、その結果として行き着く先が昨今のマスメディアのような状態なのかもしれないなと。

そこには読者に向けた「建前」と、広告のような「嘘」だけが溢れていて、誰の本音もかかれていないというような。

最後に

このお話はメディアに限らず、会社でも個人(ブログやSNS)でも同じことが言えると思います。

「共感」してもらうためには、なによりも率先して自分(たち)のバイブスに共感してもらえるための「toV」のコンテンツを出し続けることが重要なんだろうなと。

僕がいまだに、毎日このブログを書き続けている理由もそこにあります。

ビジネス的に成功し始めると、一番最初にないがしろにしてしまいがちなことだと思うので、備忘録的にも今日のブログに書き残しておきました。

いつもこのブログを読んでくださっている方々にとって、何かしらの参考になれば幸いです。

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