何度も書いてきているように、今は国民総クリエイター時代。
センスがいいものをつくり出したいと思うときこそ、選び抜くことが大切。 | 隠居系男子
世の中に作り手が増えたことによって生まれる「共感」と「熱狂」。 | 隠居系男子
「生産活動をすること自体が消費である」という状況です。
僕が大学生のころは「消費者側になるな。作り手側にまわれ!」というアドバイスが一般的でした。
でも、これだけ全てのひとがあたりまえのように生産活動を始めると、それさえも意味のないアドバイスになってきています。
それぐらい今の時代は、全員が生産することを“消費するように”楽しんでいる時代になってきました。
生産活動で成功するひとの特徴とは?
じゃあ、そんな生産活動を通して成功しているひとと、そうじゃないひとを隔てているものは何なのでしょうか?
みんなが生産活動している中で、他者から役割を与えてもらえるひとと、そうじゃないひとを定めているものは一体何なのか?
それはひとえに、「相手の立場に立って考えることができるかどうか」なのだと僕は思っています。
ただ漠然と「自分の欲を満たしたい!」と考えて、自分本意の生産活動をしている人はやっぱり、“生産という名の皮を被った消費活動”をしているに過ぎません。
一方で、他者の立場に立って物事を判断し、常に相手の気持ちを一番に考えて行動できるひとは、本当の意味で生産活動ができているひとであると言えるのでしょう。
職業柄、いろいろな方々に取材したり、お話を聞かせてもらう機会が多いのですが、そうやって様々なタイプのひとたちのお話を聞きくらべてみると、この両者の違いが手に取るようにわかるようになってきます。
最後に
ただ、最初は誰だって自分の気持ちを満たしたいがゆえに生産活動を始めるわけですから、それ自体を否定するつもりは全くありません。
でも、そこから本当のプロに変化していくひとたちは、徹頭徹尾、他者の気持ちを考えて、常に相手の立場に立って物事を判断しているひとです。
一見すると同じように生産活動をしているように見えても「あなたにこそ、お願いしたい。」と他者から必要とされて役割を与えてもらえるひとはそんなひとなんだと思います。
いつもこのブログを読んでくれている方々にとっても、今日のお話が少しでも参考になれば幸いです。