函館から戻ってきて今は神奈川にいます。どうも鳥井です。
先月末フィリピンから戻ってきて、色々な方々と会い、色々な場所に行き、色々な人々の流れを見ていて、ふと思ったのですが、やはり自分はルーティンの生活が好きだなと。
それこそ、判で押したような生活が大好きです。
今の自分の生活やこれから自分がしようとしている生活とは大分矛盾してしまいますが…笑
一番の理由は、やはりルーティンじゃないと呼吸が浅くなるような気がするんですよね、感覚的に。いや、そうなっても呼吸が乱れないように鍛錬しないといけないんですが、毎日違うことをしているとどうしてもコントロールしづらくなる…。
なので、フィリピンで過ごした3ヶ月間も実は結構好きでした。
毎朝同じ時間に起きて、毎朝同じ時間に外の景色を眺め、授業を受けて、同じ時間に食事を取り、お風呂に入り、そして寝る。その誤差、5〜10分ぐらい。それを毎日やってきました。
今考えると、その生活が実に心地よかった。
昨日より変化した自分に気付けるし、体調など微細な変化にもすぐに気付くことが出来る。
やっていることは毎日同じなんですが、頭に浮かんでくるアイディアや、今後自分がどうして行きたいのか、そんな事を深く考えることができた、今振り返るとそんな気がしています。
先日、昨年末に放送された「MBSラジオ1179ポッドキャスト | 内田樹&名越康文の 辺境ラジオ」を聴いたのですがその中で内田樹さんも以下のように述べていました。(Podcastで聴けます。)
「全く同じ生活、ルーティン通りに生活をしていないと、頭の中に起きた微細な変化をキャッチできない。毎日驚くことがあったら、アイディアの小さな目は見過ごしてしまう。」
そして名越康文さんもそれに共感し、「日々のちょっとした微妙な変化を捉えると、一気に世界が変わるような気付きになる、そのためにも判で押したような生活をすることが大切だ」と言っていました。
ルーティンの生活をしている有名人に、久石譲、村上春樹、カントなども挙げており、如何にルーティンがクリエイティブな発想に必要なのかアツく語っており、大変興味深かったです。
僕も同じようにルーティンの生活の効力は計り知れないと思っています。
ホリエモンにこれから期待したいと思えるのも、監獄の中で毎日ルーティンの生活を送り、彼の今までの生活とは全く違う毎日を送ってきたことにより、新しいアイディアの種が増えているだろうなと思えるからです。
僕らは普段あまりルーティンの生活をしていないですし、これからもたぶん毎日変化のある生活に身をおくことになると思います。
しかし、ルーティンの生活がしたいと願いながらそうではない生活をして、時には自己を高めるためにフィリピンのような場所に行き、精神と時の部屋に入るような感覚で自己と向き合い、一段成長するための時間をとる。そんな時期も絶対に必要だと思います。
どちらの生活が最適な生活であるということではなく、それこそハイブリッドに、今の自分が何を必要としているのか見極めながら生活スタイルを変えていく、そんなことが可能な時代だと思いますし、多くの人がそうなっていくと思っています。
フィリピンから日本に帰ってきて、数週間色々と違う生活をしてみて、なんだかこんなことをふと感じ取ったので、ブログに書き残してみました。
それでは今日はこのへんで。
ではではー。
鳥井弘文