境内の紅葉を残して、桜の木は全部ばっさりと切った東福寺の潔さ。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

11月25日の「今日のダーリン」を読んでいて思い出したCMがありました。「そうだ、京都行こう。」の「東福寺編」です。

「春を捨てて、その分、秋という季節を大切にしたかったのでしょうか」

昔、このお寺のお坊さんは、境内の紅葉を残して、桜の木は全部ばっさりと切らせたそうです。春を捨てて、その分、秋という季節を大切にしたかったのでしょうか。うん、潔いな。

とても印象的なCMですよね。「今日のダーリン」の内容がまさに植木に関する内容だったので、ついつい思い出してしまいました。

この真実を確かめるべくネットでカンタンに調べてみると、実は秋の紅葉を選んだというわけではなく、春に境内が遊興の地となることを防ぐために桜をすべて切り倒したということだけらしいです。

参照: 京都五山 臨済宗 東福寺派 大本山 慧日山 東福寺

東福寺に学ぶ「潔さ」

なので、結果的に紅葉がメインになってしまったということなのかもしれませんが、まぁここはCM通り「潔かった」ということにしましょう。

糸井さんが言うように、京都の他の神社仏閣が、一本おきに桜と紅葉を仕掛けたことはとても素晴らしいなと思いつつ、このように秋だけに絞ったお寺さんもあったことを忘れたくないなぁと思うわけです。

今年の夏に初めて東福寺に訪れたのですが、その時に無性にこのお寺さんに惹かれてしまった理由もここにあるような気がしています。

近くの伏見稲荷大社が完全にテーマパーク化してしまっている中で、決して浮足立つことのない雰囲気がとても対照的で印象的でした。

なんだか人間に置き換えてみても、この東福寺の立ち振舞っていうのはとても参考になるなぁと…。

京都の神社仏閣巡りをしていると、このように生き方を考えるきっかけとなるので、これだけ多くの人が毎年足を運ぶのでしょうね。いつか紅葉時期の東福寺にも行ってみたいと思います。

それでは今日はこのへんで。

ではではー。

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