どうも鳥井です。
最近、頻繁に思っていることなのですが「良い顧客になること」がとても大切になってきているなと。
良い顧客になること。いや、最近こればかり言ってる気がするけど、本当にマジで自分がお金を出す側のときほど、自分が気を使った方がいい。良い顧客になるため講座があったら本気で通いたいし、なんだったらそんな場をつくりたいと思ってる。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2017年2月15日
以前もこんな記事を書きました。
参照:最良の消費者になることが、最良の生産者になる秘訣。 | 隠居系男子
真摯な作り手さんが急激に増えてきているタイミングで、同じく真摯な受け手が増えることが、実はとても大事なことなのではないでしょうか。
今日はそんなお話を少しだけ。
「待てるかどうか」が重要な要素。
さて、真摯な受け手に求められる姿勢の中で、特に大事なことは「待てるかどうか」だと僕は思っています。
消費活動の中において「待つ」という行為が、どうして豊かなのかをちゃんと理解できること。
例えば、EVERY DENIM。
参照:世界一の職人たちと新しい「定番」をつくる。瀬戸内発のジーンズブランド「EVERY DENIM」とは | 灯台もと暮らし
彼らのデニムは、基本的には受注生産方式で作られています。
オンライン上で購入してから、実際に手に入るまでタイムラグがある。(※既に在庫がある商品は別です)
しかし、彼らの活動や取り組みに共感し、それを納得した上で購入していれば、その待つ時間さえも楽しみに変わります。
デニムをファッションという文脈だけで捉えて、ただの工業製品だと思えば、ユニクロや無印で買ったほうが、より安くすぐに手に入る。
でも、このデニムが「自分の暮らしをより豊かにしてくれるモノ」だと思えば、待つ行為自体も立派な商品の一部になる。
これって、消費者の心の持ちようひとつだと思うんです。
工業製品に慣れすぎてしまった僕らの意識改革。
他にも、例えば通販型の有機野菜。
もし、家に野菜が届いたタイミングで虫がついていたとしても、その虫がついている状態を豊かだと思えるかどうか。
これまでの市場では「悪」だと捉えられていたことが、実はそれこそに価値があるものなんだと、受け手側の意識を変えていくこと。
言うなれば、画一的な工業製品に慣れすぎてしまった僕らの意識改革です。
それが、僕たちのようなメディアに託された役割の1つなのかもしれないなと思うのです。
最後に
良い作り手が増える以上に、良い受け手が増えること。
そのほうが、実は今の世の中にとっては価値のあることなのかもしれません。
それでは今日はこのへんで。
ではではー!