昨日、こんなツイートをしました。
とても共感する。他者との比較は不毛だけど、自分の中の物足りなさからくる“幸せじゃない”感は、更なる優越性の追求に繋がるから大切にするべき感情だと思う。:「足りなさ」がない人生はきっと進歩もない<生き方を仕事にする方法>はあちゅう https://t.co/TWlmhRPIMz
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2017年5月15日
すごく素敵な内容だったので、ぜひリンク先の記事も読んでみてください。
さて今日は、「どうやったら他者と比較する不毛から抜け出すことができるのか」そんな話について少し書いてみようかなと。
自己と他者の優劣を比較してしまう原因。
僕たちはどうしても、自己と他者の優劣を比較してしまいがちです。
「あの人は自分と同じ経歴なのに、これだけいい成績を出している」とか、「あの人は自分と同じ能力なのに、これだけ稼いでいる」とか。
同じレールの上に乗っていると、自分と同じスペック(規格)の人たちが周囲にわんさかいるため、そうやって比べてしまうのも当然です。
僕自身、学生時代まではそんなレールの上を歩んでいたので、この気持ちは痛いほどよくわかります。
誰もいないフィールドでチャレンジをすること。
では、どうすればそんな他者との比較から抜け出すことができるのでしょうか?
僕の提案は「誰もいないフィールドでチャレンジをすること」です。
最初から、他者との比較軸を意図的に消し去ってしまうこと。
他者が存在しない分野でひとりチャレンジをはじめてしまえば、もう他者との比較のしようがありません。
あとは、自分の中にある理想と今の自分との間にあるギャップ、それを淡々と埋めるだけです。
そうすると、目の前の作業にも集中できるようになり、気持ち的にもラクになっていきます。
既存の市場の掛け合わせで、自分だけが熱狂できるブルーオーシャンをつくり出せ。
「そうは言っても、今の時代に誰もいないフィールドなんて存在するのか?」と思う方もいるかもしれません。
もちろん、全く新しいフィールドでなくてもいいと思います。
自分が大好きだと思える既存の市場の掛け合わせだっていい。大切なことは、自分だけが熱狂できるブルーオーシャンをつくり出すことです。
ちょっと話が抽象的になってしまったので、具体例を出して考えてみましょう。
例えば、このブログではもうおなじみの発酵デザイナー・小倉ヒラクさん。
ヒラクさんは、「発酵 × デザイン × 文化人類学」という3つの自分の好きな要素をうまく掛け合わせて、自分だけが熱狂できる「発酵デザイナー」というブルーオーシャンをつくり出しました。
その結果、自分と誰かと比べるわけでもなく、淡々と菌だけに向き合っています。
また、他の人がカンタンに参入してくることができないというのもミソ。
ヒラクさんの生き方そのものが「発酵デザイナー」という職業になってしまっているので、誰も真似することはできません。
詳しくはぜひヒラクさんの新刊『発酵文化人類学』を読んでみてください。その意味が伝わると思います。
参照:【発酵文化人類学】発売7日目で重版決定!10,000冊売れたら海外編が出るよ! | hirakuogura.com
そして僕らがいま目指すべきは、こういう在り方なのだろうなと。
最後に
最後に、これは意外で最大の効果でもあるのですが、自分だけが熱狂できるブルーオーシャンを見つけると、他者に優しくなれるんです。
トゲトゲしないで済むようになる。
同じように、自分だけの道を歩もうとしている人たちと出会った時に「あなたは、それを頑張っているんだね!」と、同じ目線で話すことができて、素直に応援できるようになる。
参照:仲間になれば、無条件で応援できるようになる。 | 隠居系男子
そこに、嫉妬や僻みのような感情は一切生まれてきません。
これは今の仕事をはじめてから気がついた、とても大きな変化です。
だからこそ、既存の一本のレール(職業)から恐れることなくドンドン逸脱していきましょう。
自分が好きなもの、熱中できるものを掛け合わせていきながら、他者と比較することができない唯一無二の自分(たち)を目指してみてください。
今日の記事で伝えたかったことは、そんなことです。
僕らもそんな企業であれるように、これからも淡々と自分たちの好きを掛け合わせて、自分たちの道を歩んでいきたいと思います。