自分たちが欲しいと思えるコミュニティをゼロからつくる。

「なぜ、Wasei Salonをつくったんですか?」と聞かれる機会が増えてきました。

表向きの理由は、以前このブログにも書いたような理由からです。

参照:招待制オンラインサロン「Wasei Salon」を始めます。 #waseisalon | 隠居系男子

でも一番の理由は、単純に僕が欲しかったんだと思います。

厳密に言うと、23歳〜26歳ぐらいのとき、自分が一番悩んでいたときに欲しかったのが、まさにこういったコミュニティでした。

オンラインコミュニティに絶対の正解はない。

さて、昨今のオンラインコミュニティの議論というのは、数年前のウェブメディア勃興期とものすごく状況が似ているなあと感じています。

そして、これだけコミュニティについての議論が活発になってくると、どうしても正解めいたことを断言するひとたちが現れてきて、その声の大きさに圧倒されて、なんだか従わなければならないと思いがち…。

確かに「どうすればオンラインコミュニティがうまいくいくのか?」という問いに対して、マーケット先行型で考えていけば、明確な答えはあると思います。

それは「どういった記事がバズるのか?」という問い対して明確な答えがあるのと同じこと。

しかし、だからと言ってウェブコンテンツに絶対の正解がないように、オンラインコミュニティにも絶対の正解はありません。

本当に自分自身が心から楽しめているかどうか。

そんなときに大事なことは、まずは自分自身が目一杯楽しむことだと僕は思っています。

「こうあるべきだ!」という“べき論”に惑わされるのではなく、本当に自分自身が心から楽しめているかどうか、それが重要。

そうすれば、少なくとも自分と価値観が似ているひとには楽しんでもらえるコミュニティになるはずですから。

あとは徹頭徹尾、そこに集まってくれた人々に楽しんでもらえるように、喜んでもらえるように、相手の立場になって丁寧にその気持ちを想像しながら運営していくこと。

表面的なテクニックよりも、何よりもそれが一番大切なことだと僕は思います。

参照:相手の関心事に関心を寄せる重要性。 | 隠居系男子

最後に

「読者が読みたいと思う記事でもなく、自分たちが作りたいと思う記事でもなく、自分たちが読者だったら読みたいと思える記事をつくろう。」

僕らが「灯台もと暮らし」を始めたときに大事にしていた言葉です。

参照:「傾向と対策」の分析に終始しない。自分たちの「問い」を立てることの重要性。 | 隠居系男子

今のコミュニティ運営においても全く同じことが言えるかと思います。

これからもそうやって、携わってくれるみなさんと一緒に「Wasei Salon」や「SUSONO」を大切に育んでいきたいと思っています。

いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、何かしらの参考になれば幸いです。

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