【メモ公開】僕の人生を変えた3冊の本とは? #人生本

一昨日、「今日から人生を変える本の読み方と伝え方。」というイベントに登壇させていただきました。

詳しい内容は、主催のるってぃさんのブログをぜひご覧ください。

参照:25年間本を一切読まなかった男が今さら本屋にハマるワケ

今回のイベントには登壇者が6名いたということもあって、お話しきれなかった部分もありました。

今日は、そんな部分も含めて、イベント前に準備していたメモをこのブログで公開しておきたいと思います。

以下、事前に準備していた自分用のメモです。

1.そもそもみなさんにとって本とは何か?どのような存在だったか?子供の頃からの原体験などから教えていただけると嬉しいです。

僕は、名前が弘文で、「文」は文章の「文」。

「文章を好きになって欲しい」という親の期待が込められていた。

でもその期待とは裏腹に、学生時代は読むのも書くのも、どちらも大嫌いだった。宿題の読書感想文もクラスで最後のひとりまで出さないやつ。

でも、不思議と国語は得意な方だった。何を言っているのかはわかった。あと、小学校の教育のせいなのか、問いを立てるのは昔から好きだった。

参照:大切なのは、問いの立て方。 | 隠居系男子

2.人生を変えた本を3冊紹介してください。その本から何を学び、どう人生に影響を与えたのか?

とても悩んだ。3冊には決められない。

本当は漫画『バガボンド』も全巻入れたかった。

今日のイベントは若い方が多いと思ったから、学生時代に読んで「これで人生が変わったな」と思う書籍を3冊ご紹介。どれも20歳前後に出会った本です。

1冊目:中村天風著『成功の実現』

日本の実業家、思想家、ヨーガ行者、自己啓発講演家など、多くの肩書を持つ中村天風さんの本。

自己啓発本の源流とも呼ばれている。

キーワードは「積極的精神」

今日一日、
怒らず、恐れず、悲しまず、
正直、親切、愉快に生きよ。

というフレーズが大好き。

2冊目:稲盛和夫著『生き方』

「ど真剣に生きる」
「動機善なりや、私心なかりしか」
「私達が生きる意味とは、魂を磨くことにある。」

このあたりのフレーズが大好き。

上記の2冊を読むことで、それまでの舐め腐っていた人生観を、根底から覆される。

そのあとは、大学3年生〜4年生ごろは、年間300冊程度読み漁っていた。

その中で見つけたのが、

3冊目:山本達郎著『タオバオの正体』

タオバオ=中国版の楽天と呼ばれるECサイト。2018年11月11月(独身の日)に3.5兆円を売り上げたことも最近話題になった。

だけど本筋はそこじゃない。これは、僕の元上司が書いた本。

そして、2011年の3月11日のお昼に僕自身が読み終えた本でもある。

あとがきに書いてあった「中国と日本の架け橋になりたい」という一節に感動した。

読み終えてすぐ「いつかお会いしてみたいです」とリプライを送った。お返事もすぐにかえってきた。

そのあと、実際に単身で北京に渡り、彼のもとで働かせてもらうようになった。

後から知ったことは、山本さんは、北京・盛和塾のメンバー。(稲盛和夫さんが主催する塾)

この一冊を読まなければ、自分は北京で働いていなかった。つまり、自分のブログの原体験となった「反日デモ」のブログも書いていなかった。

参照:反日デモ最大級のあの日、僕は北京日本大使館の前にいた。 | 隠居系男子

3.普段の本の読み方(独自のインプット術)とは?

オーディオブックを使って読むことが多い。

文字通り、耳に痛いことを繰り返し聞ける。結果、耳にタコをつくることができる。

参照:新しい時代の生き方を発信しつづける、鳥井弘文さんのオーディオブック活用術|オーディオブック配信「audiobook. jp」公式|note

文字で読むときは、基本的にはKindle。気に入ったらブログで紹介する。

好きなフレーズは、引用元をしっかりと明記したうえで、Twitterに流す。そうすることで自分の中で強く印象づけることができる。

4.アウトプット方法と情報発信で意識してることは?

大切なのは、サイクルであり循環。「アウトプット→インプット→歩く」という循環を大切にしている。

「アウトプット→インプット→歩く」これを1日3回繰り返すことができたら、その日は最高にうまいビールが飲める。仕事で大切なのは、環境ではなく循環。 | 隠居系男子

あとは、「なりたい自分」に書かせることも重要。

「何をもって覚えられたいのか?」を強く意識する。(何をもって評価されたいのか?ではない)

「ダサくないかどうか」今の自分がダサくないと判断したら、ドンドン書くべき。

ブログやSNSでネガティブなことも書いたっていい。大切なのは「自分は何をもって覚えられたいのか」ということ。 | 隠居系男子

ネガティブなことを発信したくなってしまったときの対処法。 | 隠居系男子

「自分はいいけど、“鳥居さん”はなんて言うかな?」もよく考えるようになった。

鳥居さん、もうひとりの自分。 | 隠居系男子

「矢面に立つ勇気」もときには必要だと思う。

矢面に立つ勇気。 | 隠居系男子

5.これからの本と本屋のコミュニティとは?

インターネットは、同じタイミングで公開されているコンテンツ同士をつなげる「横のリンク」に強い。

本は、誰がどのような学問や人に影響を受けて、この本を書いているのか?その歴史や経緯など「縦の系譜」に強い。

今回ご紹介した3冊も縦の系譜で繋がっている。

山本達郎さんは稲盛和夫さんを敬愛していて、稲盛和夫さんは中村天風さんを敬愛している。

まさに自分の中で点と点がつながった瞬間。

この感覚を得られるのが本であり、それを伝えられるのが本屋さんと本好きによるコミュニティだと思う。

最後に

以上、当日僕がお話したかったことです。

このメモで準備していない内容でも、当日イベントの話の流れからアドリブでお話したこともありました。(「本は著者の問いを知るためにある」など)

それは、また改めてタイミングを見つけて、このブログなどでご紹介できればと思います。

このメモが当日イベントに参加できなかった方々にとっても、何かしらの参考になれば嬉しいです。

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