阿川佐和子著『聞く力』を聴いて

今、モーレツに反省しています!!

どうも鳥井です。

昨日、ジャカルタからクアラルンプールのLCCの機内で、阿川佐和子著「聞く力」のオーディオブックを聴きました。

聞く力―心をひらく35のヒント

最近、本屋の新書コーナーでよく見るあの本です。

これが本当に素晴らしい内容で…。いや、実際にはまだ一章までしか読んでいないので内容に触れることができないのですが、それでも既に目から鱗が落ちる部分がこれでもかという程ありました。

そもそも、僕がこの本を読もうと思ったきっかけは、最近のベストセラーランキングに入っていることもありますが、それ以上に以前観たインタビュー番組の印象が強烈に残っていたからです。

それは、阿川佐和子さんが宮崎駿さんにインタビューするという内容。

ジブリ好きの方々には周知の事実だと思いますが、宮崎駿さんはものすごーく気難しい方です。
彼を追ったドキュメンタリー番組などでよくインタビューを受けていますが、自分の気分が乗らない時やインタビュアーが少しでも気に食わない質問をしてしまった時には、すぐに怒りはじめます。

しかし、阿川佐和子さんがインタビュアーを務めた際には、一切そのような素振りを見せなかった。むしろ非常に穏やかな笑顔で終始楽しそうでした。

あのインタビューの印象が強烈に残っており、彼女のインタビューの真髄を知りたかったので、今回この旅に出る前にこの本をどうしても読んでおきたかったのです。

なぜなら、今回の旅のもう一つの目的に「現地で働く日本人の方々にお話を伺う」ということがあったから。旅の前に「インタビューとはなんぞや。」ということを今一度学んでおきたかったのです。

…がしかし、旅の準備などに追われて結局読むことができませんでした。

そして昨日はじめて聴いてみました。

結果、なぜもっと早く聴いておかなかったのか本当に後悔しまくりです!!

これを聴いてから、今までのインタビューに臨んでいれば、もっともっと有益なインタビューができたはず…。

それぐらいこの本にはインタビューする際に必要な心得が詰まっていました。

この本の中に、阿川さんが新人アナ時代にしてしまった失敗談が載っているのですが、それとほぼ同じ事をこの間やらかしてしまいました。

なぜもっと早く読まなかったのか!
旅の事前準備の際に、優先順位の付け方をミスった自分が悔やまれます。

先人の経験から学ばないやつは愚者だと言いますが、本当にその通りです。

僕たち人間がやっていることというのは、所詮誰かが昔通った道を歩んでいるのであり、そこから学ぶべきなんです、いやマジで。

でも、裏返すと今回の失敗があったからこそ、この本から得られた事が血肉になる程強烈に印象付けられたわけですから、これはこれで最善のタイミングだったのかもしれません。

本当に人生は何があるかわからない、でもだからこそ面白い。

今回もまた良い経験をしました。

ここでこの本の具体的な内容に入ってしまうと、長くなってしまうのでひとつだけ大切な要素をご紹介して終わりたいと思います。

「事前に準備していく質問はひとつだけ。」

なぜ阿川さんがこのような事を書いたのか、気になる人はぜひ本書を読んでみてください!

人に何かを聞く機会が多い人には、絶対にオススメの一冊です。

Kindle版もあります!

それでは今日はこの辺で!

ではではー!

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